アップルコンピュータ(株)は、次世代OS「Mac OS X」を3月24日より発売することを発表した。また、同社はMac OSシリーズの最新版「Mac OS 9.1」を1月12日に発売した。
インターフェイスが「Aqua」と呼ばれる新デザインに変更された「Mac OS X」。なお、画面はPublic Beta版のもの。 |
Mac OS Xは、カーネルにUNIXベースの「Darwin」と呼ばれるコアを用いた次世代OSで、従来のMac OSとは基本構造が異なっている。Mac OS Xには、既存のMac OS用アプリケーションを動作させる「Classic」、Mac OS対応アプリのうち、Mac OS Xに最適化されたアプリを動作させる「Carbon」、Mac OS X向けのオブジェクト指向型アプリを動作させる「Cocoa」、最新のJava 2環境を提供する「Java 2」の、4つのAPIが用意されているほか、ユーザーインターフェイスも「Aqua」と呼ばれる新しくデザインされたものに変更されている。
価格は1万4800円。対応システムは、128MB以上のメモリを搭載した「iMac」「iBook」「Power Macintosh G3」「Power Mac G4」「Power Mac G4 Cube」および1998年9月以降に発表された「PowerBook」。Mac OS XをプリインストールしたMacintoshの発売は2001年夏を予定している。
一方、Mac OS 9.1は従来からのMac OSラインの最新版で、価格は1万2800円。Mac OS 9ユーザーには同社のWebサイトからアップデータが無償ダウンロードできる。
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