コンパックコンピュータ(株)は11日、Windows環境で容易にSANの構築と管理を行えるストレージソフトウェア『SANworks(サンワークス) バーチャル リプリケータ V2.0』の日本語版を発表した。価格は1ライセンス55万円より。出荷開始は1月中旬。
『SANworks バーチャル リプリケータ V2.0』 |
バーチャル リプリケータは、新たなハードウェアを追加することなく、既存のサーバーにインストールするだけでサーバーに接続された複数のストレージアレーあるいは物理ディスクをプールし、そのプール内から最大1TBまでの仮想ディスクを最大8台まで作成できる。さらに、他のSANworks製品と組み合わせることにより、大規模なSAN環境への拡張も可能。今回のバージョンアップでは、Windows NTのほかにWindows 2000に対応するとともに、Windows 2000環境での動的ボリューム拡張、ネットワークディスク機能の強化を行なった。これらの機能のほかに瞬時データ複製(スナップショット)の作成、ブラウザーベースのGUIによる容易な管理などの機能を搭載する。
コンパックでは同ソフトをWindows環境でのSAN構築のエントリーソフトウェアと位置づけて、業種や分野を問わず社内データの統合化と共有を必要としているユーザーに積極的に販売していくとしている。