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美少女ゲーム大量発売でアキバが大パニック!!

2000年12月22日 21時36分更新

文● 鴫(Shigi)

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深夜、寒さに負けず並び続ける人たち。中には21日に紹介した、2日前から並んでいる彼の姿も

 「今のところ買うのは一本です。でも、連絡があり次第2~3本は買いますよ」
 過酷な状況を楽しんでいるかのような答え。22日発売予定の美少女ゲームのため、前日の深夜から並んでいる人のコメントだ。連絡の相手は他ショップに並んでいる彼の友人だという。



真冬の深夜に500人以上が並ぶ異常事態

深夜販売をうたうポップ

 21日の記事で紹介したメッセサンオー5号店前の列は、その後深夜11時頃にもなると蔵前橋通りに差しかからん勢いで膨れ上がっていた。全部で少なくとも500人はいただろうか。22日午前0時販売を予告していたショップでは、深夜に数100人が立ち並ぶという異常事態が同店以外でも数カ所で見られた。並んでいる人にその理由を尋ねてみると、「ついてくる特典が気になったから」という答えが圧倒的。“描き下ろしのオリジナルテレホンカード”や“オリジナルEL液晶スタンド”が人気を集めていた。“EL”とは有機ELのようで、ずいぶんと技術の先端を行く特典である。



早朝のメッセサンオー5号店前。早くも身動きをとるのが難しくなっている

 メッセサンオー5号店では、22日深夜0時から4時間ほど販売を行い、また、始発でやってきた人が集まりだした午前6時に再び開店したとのことだが、列は短くなるどころか長くなる一方。朝8時には、同店を含めてアキバ中に1000人を軽く超える人々が美少女ゲームを買い求める列を作った。開店時間のズレもあり、メッセサンオーの袋を持ったまま他店の列に並び直す人も多い。複数ショップを回ってソフトを買い、各ショップの特典をゲットしているわけだ。はたしてソフトを楽しみたいのか、特典を手にするのが嬉しいのか。

 なお、10本以上のタイトルが発売となったこの日の目玉は「顔のない月」「NaturalZero+」「夜勤病棟 ~特別盤~」「エルフ大人の缶詰」の4つ。メッセサンオー5号店では、22日の午前10時過ぎにはこのうち2タイトルがすでに完売となっていた。



売り切れを告げる看板
それでも並び続ける人たち。午前11時過ぎのようすだ。目標のメッセサンオー5号店ははるか先

エフアンドシーは独自にアキバ購入特典CDを配布

左でデモCDを配布し、右ではソフトやチケットを販売。どちらにも人が集まっていた

 その中でNaturalZero+に関しては、同ソフトを制作販売するエフアンドシーが、ラジオ会館の8階に設けた特設会場で購入した人先着700名を対象に同ソフトの店頭販促用デモCDを配布。また同時に、通販専用商品である「White Christmas」の販売と「Pachi姫」の予約販売、また、28日に開催する同社のイベント入場券の販売もあわせて行っていた。「メッセサンオー5号店などの深夜販売に並んだ人がそのままこちらにも並んだため、22日の深夜0時半から長い列ができていた」(エフアンドシー広報)という。複数本購入してきて、係員の前にパッケージをどんと置いた人もいたとか。来た人のほとんどがソフト、チケットを両方購入していくとのことで、取材中にもようやく買えた人たちが続々と会場を訪れていた。



これが700枚しかないお宝中のお宝!?“デモCD”
デモCDから。(C)2000 FAIRYTALE/F&C co.,ltd
祭りのあと。戦利品を確認する人たち

 この日ばかりはパーツショップの建ち並ぶ通りもガラガラで、店員も「スゴいねぇ」と呆れるやら驚くやら。そんな、20日から始まった美少女ゲーム発売協奏曲は22日の午後4時過ぎになってようやく落ち着きを見せ始めた。一時はアキバの人口のほとんどが中央通りに集中していた感もあったが、ほぼ丸2日かかってようやく一大イベントが幕を閉じたわけだ。メッセサンオー5号店によれば、同店で一番売れたのは「顔のない月」でその数は2500本以上。全タイトルをあわせると、1万本は軽く超える数が売れたという。アキバ全体では、はたしてどれくらい売れたのだろうか……。
 いずれにせよ参加した人はごくろうさまでした。メリークリスマス。



ゲットしたお宝であふれかえる袋
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