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ホログラム利用ウェアラブルディスプレーの論文が受賞

2000年12月20日 20時00分更新

文● 編集部

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ミノルタ(株)は20日、応用物理学会日本光学会が主催する光学技術の国際学会“Conference on Optical Design and Fabrication”で発表した“ホログラフィックシースルーブラウザ”についての論文が、光学機器のデザイン・製造の分野において科学の前進に大きく貢献したとして、“Best Paper Award”を受賞したと発表した。

製品写真ホログラフィックシースルーブラウザ

開発中のホログラフィックシースルーブラウザは、“ヘッドマウントディスプレー(HMD)”と呼ばれるメガネ型ディスプレーで、ホログラフィック光学素子を利用して、通常の視界をさまたげずに実空間の中に映像を浮かび上がらせることができるディスプレー装置。ホログラム技術を応用し、液晶パネルの画面を表示プリズムを通して投影する。表示プリズムの厚さは3.4mm。従来の同種のディスプレーと比べて、重量が約3分の1の25gと軽いうえ、ハーフミラーなどを使用しないため明るさも通常の視界とほとんど変わらないという。同社では、携帯電話やメール端末の表示のほか、ウェアラブルコンピューターの表示装置などの用途が想定できるとしている。

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