ターボリナックス ジャパン(株)とハミングバード・ジャパン(株)は19日、TurboLinuxベースの情報管理・検索システムの販売・サポートで業務提携したことを発表した。第1弾として、ハミングバードで、UNIXならびにWindows NTで実績がある高速日本語全文検索システム『Fulcrum SearchServer』をTurboLinuxに移植、ターボリナックスでは、同システムを同社のオンラインショップで『Fulcrum SearchServer for TurboLinux』として15日に販売を開始した。価格は、開発用『Fulcrum SearchBuilderツールキット』も含め37万円。
ハミングバードの高速日本語全文検索システム『Fulcrum SearchServer』は、ファイルシステムやデータベースなどのデータソースに存在する情報にインデックスを付け、高速検索を可能にするもので、OEMを中心にUNIXならびにWindows NT版で多数の実績があるという。Linuxは、導入コスト、運用コストを軽減し、信頼性、安定性に優れていることから、サーバー市場を中心として急速に普及しているが、SearchServerは、電子出版、顧客サービス、Eコマース、オンライン技術サポートなど、広範な分野での利用が拡大しており、『Fulcrum SearchServer for TurboLinux』により、これらの分野において、低価格で、信頼性および安定性に優れた情報検索ソリューションが実現できるとしている。
ハミングバードでは、SearchServerのほかに、ファイル情報の管理・検索システムをはじめとして、ナレッジマネージメントソリューションを提供している。ターボリナックスとハミングバードでは、『Fulcrum SearchServer for TurboLinux』を皮切りとして、今後順次、Linux対応ソリューションを充実させるとしている。また、TurboLinux製品へのバンドルも含め、共同で販売・マーケティング活動を展開する。
なお、ハミングバードは1日に日本ピーシードックス/フルクラムから社名変更している。