松下通信工業(株)は18日、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモに次世代携帯電話サービス(W-CDMA)のための、無線基地局・量産機(BTS)の出荷を開始したと発表した。
無線基地局・量産機(BTS) |
現在、携帯電話は国内で約5700万人の加入者がおり、音声通信だけでなく、データ・音楽・映像などのサービスが要望されてきている。これに対応するため、NTTドコモは2001年5月に全世界的な規格“次世代移動体通信システム(IMT-2000)”に基づいたサービスを日本国内にてスタートするという。
同社では、この動きに対応し、W-CDMA無線基地局装置を開発、今回その量産機をNTTドコモに初出荷したとしている。 無線基地局事業については、今回の出荷を皮切りとして、NTTドコモ向けの更なる機能・性能アップへの開発・生産体制の強化を図るとともに、海外向けの研究開発を進め、移動体インフラメーカーとしての地位を確立していきたいとしている。
なお、同量産機の生産は、佐江戸工場(横浜市都筑区)にて行なう。