ジュピターメディアメトリックス(株)のメディアメトリックス部門は19日、日本国内におけるデジタルメディア利用人口調査の11月の調査結果を発表した。
これによると、過去30日以内にパソコンとパソコン以外の端末(携帯電話、PHS、PDA、セットトップボックス、ゲーム機など)を利用して、ウェブを閲覧したユーザー(デジタルメディア利用者)は、前月比0.6%増の2187万人で、ほぼ横ばいの伸びとなった。男女別の比率は、男性が57.5%(1257万人)、女性が42.5%(930万人)。
パソコンによるデジタルメディア利用者を場所別に分類すると、自宅での利用者が1791万人で、職場での利用者が806万人。また、男女別の比率を見ると、自宅での利用者のうち男性が57%(1022万人)、女性が43%(770万人)。職場での利用者のうち男性が72%(580万人)、女性が28%(226万人)。さらに、全体の26.7%(548万人)が自宅と職場で併用している。
4月から11月のデジタルメディア利用者数(パソコン以外の端末も含む)の推移を見ると、利用者全体が8ヵ月間で33%増加した。特に女性利用者数が53%の増加で、男性の22%と比べ、2倍以上の増加率となっている。それに従い、全体に占める女性の比率も増加しており、8ヵ月間で37%から42.5%に変化し、男女比が均衡しつつあるという。なお、同調査は、電話による無作為抽出(ランダム・デジット・ダイアリング)を採用し、日本全国の一般世帯の15歳以上の男女に調査を実施。調査完了世帯数は4000世帯で、1万2800人の有効回答を得たという。