(株)アスキーは15日、インターネットが利用可能な人を対象とした“ボーナスで購入したいデジタル製品調査”を実施し、その調査結果を発表した。調査期間は11月30日から12月10日まで、方法はウェブサイトからの自記式アンケート調査、調査対象はインターネットユーザー(ボーナスの出ない人、学生、無職を除く)、有効回答数は2140件となっている。
1位はパソコン、BSデジタルの人気は低い
調査では、冬のボーナスの使い方で“買い物”と回答した人(62.1%)に、デジタル製品で購入したいもの、または購入したものを選択してもらった。このランキングでは、“パソコン”(24.1%)、“カラープリンター”(18.6%)、“デジタルカメラ”(16.2%)の順となった。1日に本放送が開始されたBSデジタル放送は、サービス開始後まもなく、価格も高いためか“BSデジタルチューナー”(2.9%)、“BSデジタルチューナー内蔵テレビ”(1.7%)と購入意思は低くなっている。男女別では“パソコン”などでは男性の比率が高いのに対して、“デジタルカメラ”では女性での比率が若干高くなっているのが特徴的としている。
次に、購入したいデジタル製品で“パソコン”と回答した人に対し、どのようなパソコンを購入したいか、また購入したかを聞いた。これは、“ノートパソコン”が最も人気があり38.3%を占める。次いで“タワー型パソコン”(23.7%)、“デスクトップパソコン”(19.0%)、“省スペースデスクトップパソコン”(13.7%)の順となる。女性では特に“ノートパソコン”の割合が高く、45.0%にも昇っている。
ソニーが一番人気、ソーテックが3位に浮上
購入したいパソコンのメーカーでは、“ソニー”(30.8%)が最も人気が高く、2位以下を大きく引き離している。次いで“NEC”(18.1%)、“ソーテック”(17.4%)の順。4位以下は“富士通”(11.8%)、“アップルコンピュータ”(10.9%)、“日本IBM”(10.0%)となっており、7位以下は、10%未満の比率となっている。
人気のメーカーは、パソコン購入予算によって異なる。購入予算“12万円以上”では、すべて“ソニー”がトップであるのに対し、“12万円未満”では“ソーテック”がトップとなっている。また、パソコンのタイプ別に見た場合、“ノートパソコン”で“ソニー”がトップで35.8%を占め、2位の“NEC”(21.1%)に大きく差をつけている。“タワー型パソコン”、“デスクトップパソコン”、“省スペースデスクトップパソコン”などの据え置き型でも“ソニー”(28.7%)がトップとなっている。
購入したいパソコンの特徴は、パソコン購入意向者全体は、“DVDを再生できるタイプ”(29.3%)が最も人気が高く、次いで“省スペースタイプ”(22.7%)、“AV家電機能が搭載されたタイプ”(18.4%)の順となっている。ノートパソコン購入意向者では、“小型・軽量タイプ”(35.8%)、“省スペースタイプ”(26.0%)、“省電力タイプ”(17.9%)となり、据え置き型パソコン購入意向者は、“DVDを再生できるタイプ”(37.0%)、“映像の再生・録画・編集に適したタイプ”(22.7%)、“省スペースタイプ”(21.0%)、“音楽の再生・録画・編集に適したタイプ”(18.8%)などとなっている。
AV家電機能はビギナーに人気
“AV家電機能を特徴とするパソコン/小計”の割合は、パソコンの利用年数によって差が見られ、利用歴7年以上のユーザーでは、37.6%にとどまるのに対し、3年未満のユーザーは53.9%に達する。このような傾向は、パソコンを利用し始めた時期による違いと考えられ、今後パソコンを利用し始めるユーザーでは、ますますAV家電機能を重視する傾向が強まると予想している。