(株)ビッグサンズと(株)エヌ・ティ・ティ エムイーコンサルティング、(株)パルコ・シティは13日、iモードを利用した広告事業展開に向けた実証実験を開始したと発表した。実験期間は12月4日から12月25日まで。
同サービスはiモードのユーザーが専用電話番号にダイヤル発信し、メールが自動返信されるシステムを利用したもの。ユーザーは専用電話番号にダイヤルし、通話することなくワンコールで切るだけで、広告を登録している店舗の情報や、割引サービスクーポンなどの配信をiモードで受けることができる。ユーザーは受信した内容を該当する店舗で提示することで、割引などのサービスが受けられる。また、ユーザーが事前登録やURLの入力なしに、各店舗のクーポンメールを手に入れられることが特徴となっている。企業側としては、従来の広告媒体と異なり、専用番号へのアクセス状況から広告効果を詳細に把握することができるため、マーケティングの有効なデータを収集できたり、配信内容を随時変更できるので、柔軟な広告展開ができる、共同利用型のシステムのため安価で短期間で導入できるといったメリットがあるという。なお、今回の実験には、渋谷と池袋、調布、津田沼の各パルコ内の約30のテナントが参加する。また、共通の特典として、ユーザーが電子メールアドレスを登録すると抽選で200名にデジタルカメラが当たるキャンペーンを展開するという。