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| ウィンドウ表示したところ。ウィンドウサイズは大中小の3タイプあり、この状態でも録画は可能だが、タイムシフト再生はできない。 |
さて、実際にTV表示、タイムシフト再生、録画などを体験してみよう。これらの操作はすべて「Mebius TV」というシャープオリジナルのアプリで行う。TV表示は、フルスクリーン、Mebius TV内のウィンドウ(640×480ドット)、Mebius TVよりシンプルなフレームでほかのアプリを使いながらでもじゃまにならないウィンドウ表示(640×480ドット／320×240ドット／160×120ドット)、という3タイプ5種類の切り替えが可能だ。ウィンドウ表示の場合、画面下に並ぶ小さなボタンで録画、静止画キャプチャ、音量調整、チャンネル切り替えなどを行うが、この薄いフレームすらも消してあたかも壁紙の一部のようにTV画面を表示することも可能で、その場合は画面を右クリックすると操作メニューの一覧が表示される。
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| Mebius TVで表示したところ。右のチャンネルには、ADAMS-EPGから取得した番組名が並ぶので、裏番組が気になる場合でも慌ててTV Programに変える必要はない。 |
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| タイムシフト再生のダイアログ。通常の表示に比べて若干遅れるが、上に遅延時間が表示される。 |
 | 録画のダイアログ。「録画予約」は、今見ているTV番組をそのまま録るもので、番組の終了時間が自動的に設定される(変更も可能)。グレーアウトしてる「オンタイマ予約」は表示のみの予約。MPEG4は最大30分しか設定できないので注意。 |
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| 録画・タイムシフトの設定ダイアログ。ADAMS-EPGで受信した番組のジャンルごとに画質をあらかじめ設定しておける。 |
今見ている画面より以前に戻ったり、リアルタイムの表示内容に切り替えるタイムシフト再生はMebius TVアプリ上でのみ可能だ(ウィンドウ表示など、ほかの状態では行えない)。ほかのタイムシフト再生が可能なPCやTVチューナカードと同様、PC-X2001でもMPEG2エンコーダチップ(GlobeSpan社の「iTVC12」)でリアルタイム圧縮した画像を再生表示している。そのため、ライブの映像と見比べると4～10秒程度の遅れが生じるが、メニューにその遅延時間が表示されるのは嬉しい機能だ。タイムシフトの時間は10分単位で最大60分まで設定可能で、逆再生などのトリックプレイはできないが、スライドバーを使って直感的に戻りたい場所を指定できる。ただし、タイムシフト再生および録画中は別のチャンネルには切り替えられず、タイムシフト中の画面の録画や静止画キャプチャもできない。
録画、および静止画キャプチャはMebius TVだけでなくウィンドウ表示でも可能だ。フルスクリーン表示では、右クリックするとメニューが表示され、同時にウィンドウ表示に切り替わって録画、静止画キャプチャが可能になる(フルスクリーン表示のまま録画／キャプチャはできない)。録画には、終了時刻を指定する「録画予約」と、最大30分までの制限つきながら高圧縮で同社のMPEG4ビデオカメラ「インターネットビューカム」や動画対応ザウルス「MI-E1」でモバイル環境でも楽しめる「MPEG4保存」、および地上波のTV放送に乗せて番組情報を配信するADAMS-EPGを使った最長1週間先までの「予約録画」の3つの方法が選べる。ただし、ADAMS-EPGを使った予約録画はMebius TV上でのみ行えるもので、ウィンドウ表示中は見ている映像をすぐに録画することになる(録画予約かMPEG4保存)。MPEG4保存について補足すると、まずMPEG1形式(352×240ドット／1152kbps)でリアルタイム保存したあと、自動的にMPEG4に変換するというもので、録画予約などで一度MPEG1に保存したファイルを、後からMPEG4に書き出すことも可能だ。MPEG4形式のフォーマットは160×120ドット／64k～384kbps、320×240ドット／384k～432kbpspの合計5種類が用意されている。
録画した画像は、D:\Mebiustv_Data\QuickVideoの下に日付別のフォルダを作って保存されており、プリインストールのWindows Media Player7でも再生は可能(ほかのPCでもMPEG1／2ファイルが再生できる環境なら表示可能)だが、後で見たいシーンを探す場合にはMebius TVの「Quick Video」が便利だ。これは動画(Quick Videoリスト)と静止画(Captureリスト)に分けて、X2001で録画した内容を保存、1画面に6つのファイルをサムネイル表示するもので、録画した時間、チャンネルに対応したTV情報をADAMS-EPGから取り込んで表示するため、多くのデータから目的の番組を探し出すのも速い。また、動画のサムネイルについては、シーンが大きく切り替わった箇所をJPEGファイルに保存して1秒単位で切り替え表示するため、このサムネイルを眺めているだけでもおおよその内容(ひいきの歌手が出ているか、など)が確認できる。
