スリムなスピーカを採用した
光入力付き2.1chセット

　「Creative Cambridge SoundWorks Slim Optical」は、メイン×2＋サブウーファの2.1チャンネルスピーカセットだ。デザインは、スピーカネット部分がネイビーブルー、ボディ部分がシルバーというツートーンカラー。製品名からもわかるように、メインスピーカは奥行きが46mmと非常にスリムで、ディスプレイの両サイドに設置するときに、スペースを気にする必要があまりないサイズだ。一方、サブウーファは300(W)×200(D)×207(H)mm／2.2kgで、こちらは置いたときに安定感のあるサイズになっている。音声入力は光デジタル(角型)とアナログの2系統。ヘッドフォン端子が設けられておらず、夜間などにヘッドフォンでPCのサウンドを聞くといった場合には、ケーブルを差し替えなければならないのがやや残念なところだ。なお、電源スイッチ付きのボリュームコントローラが付属する。

　光デジタル入力端子を装備し、サブウーファもセットになったスピーカセットだが、価格は1万1800円とかなり手頃だ。PC用スピーカとしてだけではなく、ポータブルCD／MDプレーヤやPlayStation2などと組み合わせ、コンパクトサイズのデジタルコンポとして使うのもいいだろう。


キューブ型の「Slim Optical」のサブウーファ。光角型のデジタル入力端子を装備する。

	フロントスピーカはパネルライクのスリムなデザイン。背面には壁掛け用の穴も空いている。

アナログ入力のみだが
低価格が魅力の2モデル

　続いて紹介する「Creative Cambridge FourPointSurround FPS1500」と「Creative Cambridge SBS35」は、デジタル入力は装備していないものの、その分非常に低価格で購入できるスピーカセットだ。

　FPS1500は4.1チャンネル仕様のスピーカセットで、DTTシリーズと異なり、デコーダアンプは持たない。DirectSound 3DやEAXに対応したゲームタイトルやソフトDVDプレーヤとの組み合わせで、リアルな3Dサウンドを楽しむことができる(4チャンネル出力には、SoundBlaster Live！などの4チャンネル出力対応サウンドカードが必要)。壁面取り付け金具は同梱されるがリアスピーカ用のスタンドがパッケージに含まれていないことと、ヘッドフォン端子がない点が惜しいところだ。本パッケージにも電源スイッチ付きのボリュームコントローラが付属している。価格は9800円と、3Dサウンドを4スピーカで再現できるパッケージとしては非常に安価だ。特に一人称視点の3Dシューティングゲームなどでは、3Dサウンドによりゲームの迫力が数段グレードアップするものも多いので、この機会にサウンド環境のアップグレードも考えてみてはいかがだろうか。

　SBS35は、Cambridge SoundWorksブランドのスピーカとしては最もリーズナブルな部類に入る2チャンネルスピーカだ。音声入力はアナログ1系統(音声入力ケーブル、スピーカケーブルはともに本体直付けで、着脱不可)、電源スイッチ、ボリュームコントロールは左スピーカ前面に配置されている。サイズは101(W)×114(D)×153(H)mm／930gとコンパクト。価格は2280円。音質やサウンドの迫力という面では前述の2モデルに及ばないが、クリエイティブ製スピーカがこの圧倒的な低価格、というのはインパクトがある。

	「FPS1500」。縦長のユニークな形状のサブウーファには、フロント用とリア用のオーディオ入力／スピーカ出力端子が用意されている。

製品名	SoundWorks Slim Optical
価格	1万1800円
最大出力
フロントスピーカ	6W
サブウーファ	17W
サイズ
フロントスピーカ	114(W)×46(D)×161(H)mm
サブウーファ	300(W)×200(D)×207(H)mm
重量
フロントスピーカ	0.3kg
サブウーファ	2.2kg

製品名	FourPointSurround FPS1500
価格	9800円
最大出力
フロント／リアスピーカ	6W
サブウーファ	17W
サイズ
フロント／リアスピーカ	89(W)×89(D)×89(H)mm
サブウーファ	190(W)×193(D)×272(Hmm
重量
フロント／リアスピーカ	0.45kg
サブウーファ	3.5kg