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デジタルファクトリ、クラスターシステム向けLinuxを発売

2000年12月12日 14時36分更新

文● 編集部

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デジタルファクトリ(株)は12日、学術分野・科学技術計算などに適したBeowulf型などのクラスターシステムの構築を可能にするLinuxディストリビューション『Kondara MNU/Linux HPC 2000』の出荷を1月上旬に開始すると発表した。価格はオープン。

Beowulfは、Linux OSが稼動する小型で低コストのコンピューターを複数台で構成するクラスターの概念。同製品を使用することで、現在の開発環境と実行環境をさらに効率的に導入/管理できるという。スクリプトによる全自動のブート機能のほか、各ノードのインストールやコマンド実行など、運用/保守の負担を軽減する機能を搭載するという。ディスクレス構成も可能で、ファンレスPCといった駆動部分を最小限にしたクラスターの構成も可能。通常のワークステーションクラスターの構築にも使用でき、『Kondara MNU/Linux 2000』と同等のアプリケーションが動作するように設計されている。夜間にクラスタリングを実行し、昼間は学生などのデスクトップ環境として使用するCluster of Workstationも構築できる。開発環境やアプリケーションを選択できる同製品のカスタマイズ版も提供する予定。

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