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アクセス、組み込み向けファイルシステムを発売

2000年12月07日 17時13分更新

文● 編集部

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(株)アクセスは6日、組み込み向けファイルシステム『AVE-File(アーヴィーファイル) v.1.1』を同日付で発売したと発表した。

AVE-Fileは、同社が開発したCompactFlash、ATAハードディスクなどのFATメディアを対象とした、組み込み・情報家電向けのファイルシステム。情報家電向けウェブブラウザー『NetFront』や情報家電向けJavaバーチャルマシン『JV-Lite2』と組み合わせても、単独でも実装することが可能で、完全ソースコード提供、量産時のロイヤリティーが不要な開発キットとして販売する。FAT12/16/32、VFAT(ロングファイルネーム)に対応、階層化ディレクトリーを用意する。“プラットフォーム・インターフェース・モジュール”『AVE-PLIM』により、特定のCPUやOSに依存せずに、簡単にユーザーの環境に移植できるとしている。またWindowsマシン上で、論理ファイルシステムモジュール、物理記憶デバイスドライバーモジュールを開発できるため、開発期間の短縮が図れるという。ACCESSのμITRON4.0仕様準拠リアルタイムOS『μMore v4.0』をサポートし、組み込み向けTCP/IPプロトコルスタック『AVE-TCP』や、組み込み向けウェブサーバー『AVE-HTTPD』のオプションとして組み合わせて使用できる。Windows パソコン上でのデモと機能評価が行なえる『AVE-File Demo Package』(無償)と、SH-3リファレンスボード上での評価が行なえる『AVE-File Evaluation Package』(価格は10万円) 、スタンドアローン版『AVE-File SDK Source Package』(200万円)の3種類を用意する。同社製品(NetFront、μMore、AVE-TCP、JV-Liteなど)購入時のオプションとして購入することも可能。価格は100万円。

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