インテル(株)の5日付けの発表によると、米インテル社は、香港時間の5日、“インテル・コミュニケーション基金”が、同社のネットワーキングとコミュニケーションの戦略を引き続き支え、今後、同社のワイヤレスコミュニケーションとコンピューティングへの取り組みを支援すると発表した。そのため、同基金を2億ドル(約221億7400万円)から5億ドル(約554億3500万円)に増額する。同社の社長兼CEOであるクレイグ・R・バレット氏が、香港で開催中の“Telecom Asia 2000”の基調講演において表明した。
インテル・コミュニケーション基金は、インテル Internet ExchangeアーキテクチャーとCT Mediaソフトウェアを拡充するネットワーキングおよびコミュニケーションのビルディング・ブロックとソリューションを開発する企業へ出資するため、'99年9月に設立された。今回の拡充により、ワイヤレス分野が同基金の新たな出資対象として追加される。特に、インテル パーソナルクライアントアーキテクチャー(インテルPCA)とインテル XScaleマイクロアーキテクチャーを利用した、次世代のインターネットアクセス用アプリケーションとデバイスの開発を支援していくという。同基金の運営は、同社の投資プログラム“インテルキャピタル”による。