日本電気(株)のVaVie、ソニー(株)のバイオと相次いで無償修理の動きがあったCrusoeトラブルで、他社で問題の発生したCPUを搭載しながら“調査中”となっていた(株)日立製作所の『FLORA 220TX』だが、日立は1日、不具合対象のCPUは使用されていなかったと発表した。
難を逃れた『FLORA 220TX』 |
注目されていたのは同社が11月27日に出荷を開始したばかりの、企業向けノートパソコンFLORA 220TXで、不具合が報告された『TM5600-600MHz』を搭載する一部のモデル。同社の発表によると、米トランスメタ社から不具合の可能性のあるCPUが出荷されていないことを確認したことと、パソコン出荷時の試験でリカバリー動作の確認をすべての製品に行なっているという2点から、問題とされるCPUは含まれていないと結論したとしている。