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衛星マルチキャストで映画本編の有料配信を開始

2000年12月01日 19時30分更新

文● 編集部

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(株)モーションプロは11月29日、エヌ・ティ・ティ サテライトコミュニケーションズ(株)の運営する衛星マルチキャスト配信サービス“Mega Wave Select”を利用して、12月1日に映画本編の有料配信“幻の映画劇場”を開始すると発表した。

“幻の映画劇場”では、ジャック・ニコルソン主演の『古城の亡霊』、オーソン・ウェルズ主演の『第三の男』、ジェームス・スチュアート主演の『素晴らしき哉、人生!』、フランク・シナトラ主演の『黄金の腕』、アカデミー賞脚本賞受賞の『スタア誕生』、アルフレッド・ヒッチコック監督の『バルカン超特急』、ゲーリー・クーパーの『武器よさらば』などの名作を配信する。作品をダウンロードした後は1週間試聴が可能で、1作品300円で配信する。また、無料でダイジェスト版の視聴もできる。なお、当初20作品でスタートするが、毎月ダウンロードできる作品を定期的に増やす予定。

配信する映画コンテンツは、マイクロソフト(株)の提供する『Microsoft Media Technologies』方式によりVHSビデオ並みの画質でエンコード(500kbps)されたもの。1時間30分~2時間弱の映像本編は400MBを超えるという。コンテンツの課金システムはエヌ・ティ・ティ コミュニケーションズ(株)の“Arcstar MUSIC”を利用する。ユーザーは作品のダウンロードを行なった後、“Arcstar MUSIC”の発行する“鍵”をインターネット経由で受け取る。その鍵を利用することで試聴が行なえる。コンテンツ代金はクレジットカード(VISA、MasterCard、JCB)決済のみとなる。

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