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NTT、光通信利用の新ビジネス創出のため社外パートナーを募集

2000年11月28日 17時49分更新

文● 編集部

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日本電信電話(株)(NTT)は28日、NTTグループが構築する光通信ネットワークを利用した新ビジネスを創出するため、コンテンツプロバイダー、サービスプロバイダー、家電メーカーなど、社外パートナーを募集する計画があると発表した。

これは、“マーケットクリエーション”と呼ばれる計画で、コンテンツ配信、電子商取引など、NTTグループの光通信ネットワークを用いた新ビジネスを、社外パートナーが創出できるよう支援するというもの。パートナーシップの内容は、システム検証・機能確認といった従来の実証実験とは異なり、社外パートナーが実際に新ビジネスを立ち上げられるよう技術的に支援し、共同で市場を開拓していくという。同社では、光通信ネットワークを用いたこれらの新ビジネスを“光ソフトサービス”と呼び、これらを支える光通信ネットワークを“光ソフトサービス基盤”と呼んでいる。

同社では、光ソフトサービスの分野を、“光コンテンツ”(放送、出版、音楽業界でのコンテンツ配信)、“光コマース”(流通、物流、金融業界での電子商取引)、“光コミュニティー”(通信、医療、福祉などの公共サービス)の3つに絞り、これらに適した光ソフトサービス基盤を重点的に研究開発していくとしている。また、NTTグループのNTT東日本/西日本は、光ソフトサービス基盤として、10Mbpsの“高速光インターネット接続試験サービス”の提供を、東京23区と大阪市の一部地域で12月に開始する予定。将来的には、100Mbpsの光ソフトサービス基盤を構築し、これを用いた光ソフトサービスを、社外パートナーと協力して創出していくという。

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