USER'S SIDE本店に、DDR SDRAMが登場した。今回登場したのは、Micron Technology製の128MB DDR SDRAM。PC1600とPC2100がともに5本ずつ、金曜日の閉店後に入荷したとのことだ。価格はPC1600版が2万3800円で、PC2100版が2万5800円。PC1600版は永久保証付きだが、PC2100版はES品のため、初期不良交換のみの対応になる。
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PC2100のES品。Crucial Technologyは、Micronのメモリ販売部門である。チップ上には“MT 46V8M8 TG -75 ES B”の文字が |
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PC1600版。PC2100のES品だとENG SAMPLEとあったところにバーコードがあり、正式な製品であることをうかがわせる |
ともに基板上には大きなシールが書いてあり、PC1600版には“MT16VDDT1664AG-202A2PC1600U-2220-B1 128MB,DDR,200MHz,CL2”の文字が読みとれる。また、PC2100版には“MT16VDD1664AG-265A2 ES PC2100U-25330-B1 128MB,DDR,266MHz,CL2.5”の文字に加え、大きく“ENG SAMPLE”と書かれ、ES(Engineering Sample)品であるとはっきりうかがえる。なお、PC1600版はCL2、PC2100版はCL2.5であるもよう。
ただし、マザーボードは入荷していないため、いまDDR SDRAMを買っても、動かせるマザーボードは市場に存在しない。同店ではIwillの“ALiMAGiK 1”採用DDR SDRAM対応マザーボード「KA266-R」を用いた動作デモを行っているが、このKA266-Rも「入荷は来月中旬予定」(USER'S SIDE本店)。25、26日の間、駅前ではカスタムPCワールドが開催されており、ALiMAGiK 1のほか、“AMD760”チップセットを搭載したマザーボードが近日発売として展示され、話題を呼んでいるが、DDR SDRAMが本格的に動き出すには、あともう少しの辛抱が必要のようだ。
【取材協力】
