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トレンドマイクロ、“TROJ_NAVIDAD.A”の警告レベルを上げる

2000年11月17日 15時48分更新

文● 編集部

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トレンドマイクロ(株)は16日、トロイの木馬型ウイルス“TROJ_NAVIDAD.A”の警告レベルを、VAC(ウイルスアラートコード)-3からVAC-2に上げると発表した。同社は、同ウイルスをVAC-3の警告レベルとして、13日に同社のホームページ上で警告を行なった。それ以降、16日までに国内で35件の感染報告を受け、増加傾向にあることから、同ウイルスの警告レベルを上げたとしている。

同ウイルスは、以前流行した“TROJ_PRETTY_PARK”と類似の活動を行なうトロイの木馬型の新種ウイルスで、活動内容はWindowsのMAPIを使用するメーラー(Outlook、Outlook Expressなど)の受信ボックスにある全メールに対し、“NAVIDAD.EXE”という実行ファイルを添付したメールを自動的に返信するというもの。メールに添付されたNAVIDAD.EXEを実行すると活動を開始し、メールによって感染を広めるほか、全ての実行ファイル(EXE形式のファイル)が使えなくなるという。なお、“NAVIDAD”とは、スペイン語でクリスマスの意味。

同社では、“NAVIDAD.EXE”という名前の添付ファイルを発見した場合には、ファイルごと削除するよう注意している。また、同社製ウイルス対策ソフトのユーザーは、794以降のパターンファイルで対応できるとしている。さらに、ウイルス対策ソフトを持たない人向けに、同社のホームページ上で“ウイルスバスター オンラインスキャン”を実施している。

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