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富士フイルム、LTO規格に準拠したデータストレージメディアを発売

2000年11月15日 20時26分更新

文● 編集部

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富士写真フイルム(株)は15日、“LTO(Linear Tape-Open)規格”準拠のデータストレージメディア『FUJIFILM LTO Ultrium 1(ウルトリウム ワン) データカートリッジ』を20日に発売すると発表した。ラインアップは100/50/30/10GBタイプの4種類。まず、100GBを20日に発売し、そのほかは順次発売する。価格はオープンプライス(予想販売価格は100GBが2万3000円、50/30/10GBは未定)。

『FUJIFILM LTO Ultrium 1 データカートリッジ』は、独自の“ATOMM技術”、“高精度サーボ信号技術”、カートリッジメモリーなどを採用し、高品質・高信頼性を実現したという。

ATOMM技術:超薄層塗布型メタルメディア。高密度記録において高レベルで安定した信号出力を得るために、磁性層を薄く高密度に塗布する技術。上層のメタル磁性層と下層の非磁性層を同時に塗布することで、厚さ0.1~0.5μmのメタル磁性層を形成する。下層の非磁性層に潤滑剤タンクの役割を持たせることで信頼性を高めたという。

転送レートは非圧縮時が毎秒10~20MB、2:1圧縮時は毎秒20~40MB。トラック数は384(リニアサーペンタイン方式)で、データバンド数は4本。サーボ方式は特殊パターン磁気方式サーボ方式で、サーボバンド数は5本。テープ幅は12.65mm、厚みは8.9μm、長さは100GBが609m、50GBが319m、30GBが203m、10GBは87m。カートリッジのサイズは幅102×奥行き105×高さ21.5mm。

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