メディアラボ(株)は15日、カーネル2.4を採用したLinux OSのパッケージ『Linux MLD5』を12月15日に発売すると発表した。価格は9800円。
『Linux MLD5』 |
『Linux MLD5』は、全自動インストーラーを採用し、FAT領域へインストールすることで、Linuxをインストールするためのパーティションの切り直しが必要なくなった。インストール領域は、1GB~2GBの標準版のみとなる。ブート方式は、フロッピーディスクのほか、WindowsのMS-DOSモード、起動時にハードディスクからOSをメモリーにロードするプログラム“LILO(Linux Lorder)”の3通りに対応している。
MLD5ではデスクトップ環境がGNOMEになった |
日本語入力環境『Wnn6』および『DynaFont 5書体』を標準で装備する。また、『MLD4』からの変更点として、デスクトップ環境が“KDE”から“GNOME”に、ウェブブラウザーが“Netscape”から“Mozilla”に変更となった。Linuxカーネルのバージョンは、2.4.0-testで、X Window SystemはXFree86 4.0.1を採用した。Windows 95/98/Me/NT/2000が動作するPC/AT互換機で動作する。