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米S3、2000年度第3四半期の業績は7560万ドルの赤字

2000年10月31日 20時09分更新

文● 編集部

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米S3は現地時間の26日付で、2000年度第3四半期(2000年6~9月)の業績を発表した。それによると、売上は1億4000万ドル(約152億6000万円)で、前年同期比98.5パーセント増となり、純損失は7560万ドル(約82億4040万円)、1株あたり損失は82セント(約89円)となった。また、デジタル携帯プレーヤー『Rio』を抱えるRio部門は、直前期比100パーセントを超える成長を遂げたとしている。なお純損失には、営業権、短期投資における損失、“RioPort.com”における損失、マルチメディアボードの在庫処分およびボード事業からの撤退の際のリストラに関する1950万ドル(約21億2550万円)の税引後費用が含まれている。

同社は、同期中にマルチメディアボードの開発を停止。同事業の財務業務が含まれるため赤字業績を計上したとしている。また、同期中にグラフィックチップ事業の台湾のVIA Technologies社とのジョイントベーンチャーへの移管を予定通り終了した。今後は、インターネットやコンシューマー機器市場でのビジネスチャンスに積極的に力を入れる経営方針に転換するとしている。

ケン・ポタシュナー(Ken Potashuner)会長兼CEOは「我が社は、成長著しい新興ビジネスとテクノロジーリーダーシップに対する努力に力を入れるための厳しい決断を下した。Rio製品ラインによって成功を続け、前進する我々にとって重要な成長を促進すると予想される製品・技術ロードマップを確立した」とコメントしている。

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