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大塚商会、PDAを用いたインターネット教育システムを開発

2000年10月23日 18時28分更新

文● 編集部

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(株)大塚商会は23日、日本アイ・ビー・エム(株)、(株)ネットラーニング、(株)イリンクスの協力を得て、PDAとインターネットを用いた教育システム“PDA向けWebラーニングサービス”の開発に着手したと発表した。一部コースは、11月に提供を開始し、2001年1月に本格的に稼動を開始するという。

“PDA向けWebラーニングサービス”

同システムは、同社が7月に開始したパソコン向けのインターネット教育サービス“e-OWL(イーオウル)”を、携帯電話などを経由してPDAで利用できるというもの。日本IBMの協力を得てPDAでの動作環境の検証を行ない、日本IBM製のPHS内蔵型PDA『WorkPad 8602-31J』を推奨機種として採用した。また、ネットラーニングと共同で、PDAからウェブ用の教材を閲覧するための変換エンジンを開発。この変換エンジンにより、パソコンとPDAの両方でXMLベースの教材を利用できるという。さらに、PDA用ウェブブラウザーには、イリンクス製『Palmscape』を採用し、さまざまな画面サイズのPDAにも対応するという。

そのほか、パソコンでインターネット接続を行なっている利用者は、パソコン経由で教材を受け取り、PDAに教材を取り込める。教材の各単元ごとに、理解度テストを設け、PDAで自動採点可能。また、インストラクターからインターネット経由で24時間以内にテストの添削や学習支援を受けられる“チュータ・サービス”や、利用者同士がインターネット上で交流できる“サロン”を用意した。同システムのユーザーの第1号として、東海大学福岡短期大学が11月にサービスを導入。教材として、プレゼンテーション技法の学習コースを用意し、順次コースを増設していくという。

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