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【WORLD PC EXPO 2000 Vol.23】ソリマチ、銀行の事前融資審査申し込み機能搭載の会計ソフトを発表

2000年10月20日 22時26分更新

文● 編集部 佐々木千之

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ソリマチ(株)は20日、開催中のWORLD PC EXPO 2000において発表会を開催し、中小企業向け財務管理・会計ソフトの新バージョンとして、インターネットを通じて銀行に資金融資の審査申し込みが行なえる『会計王3』を11月17日に発売すると発表した。価格は4万5000円。

ソリマチ、営業統轄本部マネージャの青木正志氏

この資金融資事前審査機能は、会計王3で作成した決算データなどの会計データをインターネットを利用して銀行に送付することで、銀行窓口に出向いて書類による審査を受ける代わりとなるというもの。この機能は同社と(株)東京都民銀行が共同で開発し、両社共同でビジネスモデル特許を申請中としている。

会計王3の初期メニュー

書類による審査と異なり、決算データだけではなく、どういった形で会計データが入力されたかといった、会計ソフトウェアでなくては出せない一種のログファイルも同時に送ることで、単なる決算データ以上の信用度を持たせることができたという。これにより、審査申請を行なった翌日(銀行営業日)には回答が得られるという、“審査のスピード化”と、書類審査による融資金利よりも1、2パーセント低い“特別金利”での融資が受けられる。現在、東京都民銀行と福岡シティ銀行からの融資が受けられるようになっており、来年度にはおよそ20行に増える予定としている。送付されるデータはすべて暗号化されている。

資金融資事前審査機能によりファイルを送付しようとしている画面

会計王シリーズはこれまで累計で14万本を販売しているが、今回の会計王3では初年度8万本の売り上げを見込んでいるという。

これまで市一般に小売りされるソフトウェアと銀行との連係機能では、銀行がすでに電話やインターネットを通じて提供している残高照会機能などに限られていた。会計ソフトを使って直接データを送ることで、通常の決算資料に付加価値を持たせ、有利な条件で融資できるというこの機能は、小売りされるソフトと銀行との新しい接点で、これまでにないまったく新しい試みとして注目される。

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