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NTT、音楽圧縮符号化技術“TwinVQ”の改良版を発表

2000年10月06日 16時57分更新

文● 編集部

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日本電信電話(株)は5日、従来比3倍に高速化した音楽圧縮符号化技術“TwinVQ”の改良版を発表した。併せて、NTTサイバースペース研究所のTwinVQホームページで、TwinVQ改良版の試用ソフト/ライブラリーの無償配布とAPI仕様の公開を、同日に開始したと発表した。

TwinVQは、音楽データを圧縮して蓄積/伝送するための技術で、CDと同レベルの音質を保持しながら、音楽データを約18分の1にまで圧縮できるという。今回の改良では、新しい処理手順を考案し、ベクトル演算を得意とするCPUに最適化することで処理を高速化させ、処理速度が圧縮符号化標準規格“MP3”と同レベルになったとしている。さらに、圧縮した音楽データのヘッダー部分に、MP3と付加情報を共有する仕組みも盛り込んだ。なお、TwinVQは、圧縮率の高さのほか、伝送路上で発生する誤りに対して耐性を持つため、マルチメディア符号化標準規格“MP4”の音声部に採用されている。

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