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ゼロックス、2万円の家庭向けインクジェットプリンターなど発売

2000年10月02日 20時10分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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富士ゼロックス(株)は2日、インクジェットプリンターの新製品として、パーソナルユース向けインクジェットプリンター『Jet Wind E40』、SOHO向けインクジェットプリンター『Jet Wind B70』『同 B70N』、SOHO向けインクジェット複合機『WorkCentre 2150J』を発表した。

『Jet Wind E40』

『Jet Wind E40』は、従来機『Jet Wind 500C』の後継機種となるホームユース向けカラーインクジェットプリンター。20代の女性をメインターゲットにしており、特にデザインを重視し、使って楽しいプリンターを目指したという。

『Jet Wind E40』。中央が“パールオレンジ”モデル、右が“アッシュグレー”モデル、左が“スノーホワイト”モデル

本体はやわらかい曲線のデザイン。本体カラーは白を基調として、アクセントカラーが“パールオレンジ”、“アッシュグレー”、“スノーホワイト”の3種類が用意されている。本体には、傷がつきにくく汚れを落としやすい表面加工を施している。

女性向けのデザインを採用した『Jet Wind E40』。事務機器のイメージを払拭し、おしゃれな雑貨やステーショナリーのように、見たときにかわいいと感じてもらえるようなデザインを目指したという。キーワードは“marshmallow cute”(マシュマロキュート)。本体はやわらかくソフトなデザインで、トレーは貝殻をイメージしているという。メインカラーは明るい部屋にマッチするように白を採用

出力解像度は2400×1200dpi。にじみにくいカラーインクと顔料系ブラックインクを採用し、普通紙でもはっきりとした印刷が可能という。オプションで写真原稿の印刷に適したフォトインクも用意されている。

出力スピードは『Jet Wind 500C』と比較して約20%向上、プリント指示から1枚目の出力開始まで(ファーストプリント)の待機時間が短いというJet Windシリーズの特徴も継承している。また、家庭内で印刷する際の騒音を考慮し、印字稼動音を42dbに抑えたという。

プリンタードライバーは、通常印刷のほか、印刷後に用紙を半分に折ると小冊子スタイルの中綴じ書類を作成できる“ブックレット印刷”機能、1枚の書類を最大16枚分の用紙に分割して拡大印刷できる“拡大連写印刷”機能、1枚に複数の書類を縮小プリントできる“Nアップ印刷”機能を搭載する。

インターフェースは双方向パラレルまたはUSB。用紙サイズはA4、B5、A5、B6、レター、リーガル、官製はがきに対応。給紙容量は普通紙が100枚、はがきが30枚。

対応OSはWindows 95/98/Me/2000/NT4.0およびMac OS 8.1以降。本体サイズは幅445×奥行き240×高さ199mm、重量は3kg。10月6日発売で、価格はオープンプライス、推定小売価格は2万円前後。

『Jet Wind B70』『同 B70N』

『Jet Wind B70』は、同社初のSOHO市場向けインクジェット製品となるカラーインクジェットプリンター。

SOHO向けカラーインクジェットプリンター『Jet Wind B70』

この『Jet Wind B70』『同 B70N』、およびインクジェット複合機『WorkCentre 2150J』は、3月15日付けで発表された同社、シャープ(株)、米ゼロックスコーポレーションの3社協業体制により開発されたもの。3社協業体制による製品第1弾は、米ゼロックスがすでに発売しているが、同社が3社協業製品を発売するのは今回が初めて。

『Jet Wind B70』は、通常の“高速”、“標準”、“高画質”という3モードに加え、標準モードに近い画質で出力スピードを標準モードの2倍以上にした“エクスプレス”モードを搭載する。このエクスプレスモードは、ビジネスで多用されるカラー文書の印刷に適しているという。

出力解像度は1200×1200dpi。6色フォトインクと、耐水性の顔料系ブラックインクを採用し、普通紙に文字や細線をはっきりと印字できる。また、各色ごとにインクを交換できる“独立インクシステム”を採用しており、なくなったインクカートリッジのみ交換が可能。インクの残量はパソコン画面上で確認できる。

インターフェースは双方向パラレルまたはUSB。用紙サイズはA4、B5、A5、B6、レター、リーガル、官製はがき、バナー紙、アイロンプリント紙に対応。給紙容量は普通紙が150枚、はがきが30枚。

対応OSはWindows 95/98/Me/2000/NT4.0およびMac OS 8.1以降。本体サイズは幅474×奥行き380×高さ219mm、重量は6.9kg。

『Jet Wind B70N』は、『Jet Wind B70』に100BASE-TX/10BASE-T対応のインターフェースを追加し、プリントサーバーを同梱したネットワーク対応モデル。プリントサーバーはTCP/IP、NetBEUI、AppleTalkに対応しており、共有ネットワークプリンターとして利用できる。

両モデルとも10月6日発売で、価格はオープンプライス。推定小売価格は、『Jet Wind B70』が3万5000円前後、『Jet Wind B70N』が5万円前後。

『WorkCentre 2150J』

『WorkCentre 2150J』は、単体でカラーコピーとして利用できるほか、パソコンと接続してカラープリンターやカラースキャナーとしても使えるデジタル複合機。従来機『WorkCentre 1150J』の上位機種となる。

1台3役のデジタル複合機『WorkCentre 2150J』

フラットベッドタイプの原稿台を採用しており、本や雑誌などのコピーも可能。原稿を1度読み取るとメモリーに蓄積しコピー出力する“シングルスキャンメモリー”機能を搭載しており、複数枚数コピーする際にコピー枚数分の読み取りが不要となるため、連続コピー速度が向上したという。A4サイズの連続コピー速度は、エコノミーモード時でモノクロ毎分6枚、カラー毎分2.5枚となっている。

プリンター機能は、『Jet Wind B70』と同様にエクスプレスモードを搭載。インクカートリッジも、独立インクシステムを採用している。出力解像度は1200×1200dpi。

スキャナーは、読み取り解像度600×600dpiの高解像度カラーCCDを搭載しており、厚手の本などもスキャン可能。

インターフェースは双方向パラレルまたはUSB。用紙サイズはA4、B5、A5、B6、レター、リーガル、官製はがきに対応。給紙容量は普通紙が150枚、はがきが30枚。

対応OSはWindows 95/98/Me。本体サイズは幅480×奥行き404×高さ285mm、重量は11.3kg。12月発売で、価格はオープンプライス、推定小売価格は10万円前後。

市場の区分を明確化して適応した製品を提供

本日都内で行なわれた発表会で、同社インクジェット商品開発部担当執行役員の川井巖氏は、同社のインクジェット製品に関する事業展開について、「'98年より行なってきたホーム市場向け製品に、今回新たにSOHO市場向け新製品を追加し、インクジェット市場への新たな展開と事業拡大を行なう」

同社インクジェット商品開発部担当執行役員の川井巖氏

「SOHO製品は、3月に発表したシャープと米ゼロックス、当社の3社事業提供の最初の商品。当社の技術力と、シャープ、米ゼロックスの技術を合わせることで、高性能でコストパフォーマンスの高い製品を開発できた。SOHO市場に向けて、生産性、経済性、拡張性の高い製品を今後も継続して提供していく。従来のホーム市場モデルも当社らしい製品を継続して提供する」

「現在のプリンター市場は、ホーム向け製品がオフィスでも使われている状態。これをきちんとセグメントし、区分を明確化してそれぞれのユーザーのニーズに合わせて製品を提供していく」としている。

また同社は、オンラインショップサイト“bStore(ビーストア)”を10月3日にオープンする。bStoreは、同社のインクジェット製品とその関連製品、消耗品を購入できるサイト。今回発表された製品も、それぞれの発売日と同時にbStoreで購入できる。

明日オープンするオンラインショップサイト“bStore”画面

さらに同社は今月より、これまで分散していたコールセンターを埼玉に集中させ体制を強化し、製品とサービスの高付加価値化を行なうとしている。

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