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NEC、テレビCMを実時間で調査するシステムを開発――MPEG-7技術の応用で

2000年09月29日 01時24分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は28日、画像検索技術を利用してテレビコマーシャル(TVCM)の放送情報をリアルタイムで自動的に調査できるシステムを開発したと発表した。併せて、インターネットを利用してシステムの調査結果を検索・閲覧できるサービスを開始した。

同システムは、映像コンテンツなどへ付加情報記述の方法を定めた“MPEG-7”に、NECが提案して勧告案に採用された“カラーレイアウト記述子”を利用した類似映像検索技術を応用したもの。カラーレイアウト記述子では、1画像あたり8バイトの照合情報でカラーレイアウト構造を表現する。これにより、CM(15秒間)あたりの画像構造データを2.4KBに低減でき、画像検索の比較演算を大幅に削減できたという。同社では、あるチャンネルで約56時間に放映された全CM(1992本)に対して評価テストを行ない、検出漏れや誤検出がなかったとしている。

NECでは、これまで広告代理店やマーケティングリサーチ会社が人手に頼って行なっていた放送情報の収集を自動化することでコストの低減が図れ、広報宣伝活動に役立てるための有効な分析手段としての利用が広がるとしている。また、将来的には画像蓄積サーバーから見たい映像シーンを高速で探し出すといった応用が可能であることから、同社では次世代アプリケーションのためのキーテクノロジーと位置づけており、インターネット上の映像情報への応用など商品開発を進めていく。

同社では、今回開発したシステムの実用実験として、調査結果を検索・閲覧できるサービスを28日に開始。当初は無償で提供し、半年後をめどに有償化するとしている。

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