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SSC、次世代STB型インターネット端末を開発

2000年09月05日 21時14分更新

文● 編集部

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日本電算機(株)、東京ケーブルネットワーク(株)、およびスーパーソサエティコンソーシアム(※1)は5日、1台の家庭用テレビ画面で、インターネットとテレビ放送を同時に受信できる次世代セットトップボックス型インターネット端末を開発したと発表した。開発元は日本電算機。

端末を接続したテレビの画面に表示されるイメージ画像

同端末を利用すると、同一画面内に、テレビ放送と連動した文字や画像をベースとしたコンテンツがインターネットで提供できるという。例えば、視聴中の番組の内容についてリアルタイムにディスカッションや投稿が行なえたり、番組スポンサーの商品情報をウェブサイトで展開し、直ちに注文できたりするなどのコンテンツの提供が行なえる。また、マーケットリサーチに利用しても、ウェブサイトや電子メールを利用することで、リアルタイムに短時間に正確なデータを収集できるとしている。

なお、同端末は、文京区の100世帯を対象として9月1日に開始した東京ケーブルネットワークのCATVインターネット網を利用した実証実験の第2弾“SSC2”で、試験的に利用するという。

今後は、番組送出担当のテレビ局、スポンサー、コンテンツ提供者などと、今後の有望なメディアの在り方としてインターネットと放送の融合を目指していくとしている。

※1 スーパーソサエティコンソーシアム:東京都文京区で2月から6月に実施したCATV網を利用したインターネット実験“文京CATVインターネット実験”を実施するにあたって結成した組織。参加企業は日本電算機、東京ケーブルネットワーク、共同印刷(株)、(株)エヌ・ティ・ティ データ、日本信販(株)、古河電気工業(株)の6社。

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