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オートデスク、建設土木分野専用のデザインソフトを発売

2000年08月30日 21時23分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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オートデスク(株)は30日、建設土木分野専用のデザインソフト『AutoCAD Land Development Desktop Release 2』(以下、LDDT2)、およびLDDT2のアドオンソフト『Autodesk Civil Design Release 2』を9月8日に発売すると発表した。

『AutoCAD Land Development Desktop Release 2』パッケージ
『Autodesk Civil Design Release 2』パッケージ

LDDT2は、同社のCADソフト『AutoCAD 2000』を建設土木向けに最適化した製品で、AutoCAD Map 2000の技術をベースとしてる。等高線や標高点等からの3次元地形データの作成や、地形データの任意部分の断面データの作成、斜面方向や水が流出する流域の分析などが行なえる。

LDDT2で3次元地形モデルの任意の位置の断面を表示した画面

Civil Designは、土工関連の設計ツールで、LDDT2の平面線形に対し、縦断線形と横断構成を定義して道路設計や造成設計が行なえる。日本道路公団や建設省の図面仕様に対応している。

Civil Designの日本道路公団向け図面作成画面

価格は、LDDT2が98万円、Civil Designは79万円。対応OSはWindows 95/98/NT4.0。

本日同社内で行なわれた発表会で、同社代表取締役社長の志賀徹也氏は、「従来のAutoCAD製品は、オリジナルの英語版をそのまま日本語化すればいいのだが、建設土木分野では、道路公団と建設省で図面仕様が異なるなど、日本独特の仕様があるため、Civil Designはただ日本語化しただけでは利用できない。そのため日本市場向けに作り込んでいる」と説明した。

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