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「情報社会の大変動を支えるプロ集団に」――NTT-MEとNTT-Xが初のプライベートショー“Departure2000”を開催

1999年11月30日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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(株)エヌ・ティ・ティエムイー(NTT-ME)とエヌ・ティ・ティエムイー情報流通(NTT-X)は30日、初のプライベートショー“Departure2000”を都内で開いた。12月1日まで2日間の日程。ダイヤルアップルーター製品や情報インフラ事業、コンテンツサービスなど両社が手掛けるサービスの紹介が行なわれたほか、両社の社長を兼務する池田茂氏が講演し、「技術力の高いプロ集団として、情報インフラの整備やアウトソーシングを提供していきたい」と今後に向けたビジョンを語った。

Departure2000の会場
Departure2000の会場



NTT-MEは、(株)エヌ・ティ・ティ・テレコムエンジニアリング東京、(株)エヌ・ティ・ティ・テレコムエンジニアリング関東、(株)エヌ・ティ・ティ・テレコムエンジニアリング信越の3社が合併して今年4月1日に設立。同日、100パーセント出資子会社としてNTT-Xも営業を開始した。

NTT-MEはネットワークエンジニアリングを主業務に据え、“光マルチメディアビジネス会社”を宣言。高速、広帯域の回線を安価に提供するという“Xephion”を強化し、光ファイバーネットワークの設備やビル内配線、コンテンツまでトータルで提供していく、としている。

NTT-Xは電子商取引やウェブマーケティングのコンサルティングがメーンで、検索サイト“goo”の運営も担当している。

Departure2000は、両社としては初のプライベートショーとなるもの。両社の社長を兼任する池田茂氏が、“2000年へのビジョン”として今後の方針を語った。

「グローバルも大切だが、そんな時代こそローカルな情報も重要になってくる。両者のバランスをとって事業を進めたい」と語る池田氏 「グローバルも大切だが、そんな時代こそローカルな情報も重要になってくる。両者のバランスをとって事業を進めたい」と語る池田氏



池田氏はまず、「インフラとユーザー、コンテンツ、サポートの4つで大激動が起こっている」とし、社会全体がIPベースで統合され、一貫した社会構造ができつつあると指摘した。インフラでは、光ファイバーやデジタル放送、IMT-2000といった技術の導入でブロードバンド化が進展し、行政や企業から一般コンシューマー、高齢者、主婦まですべての層にITニーズが生じている、と分析。あらゆるコンテンツのデジタル化が進み、「今後はインターネットサービスプロバイダーから、コンテンツを供給するアプリケーションサービスプロバイダーへ軸足が移っていく」とした。こうしたIPベースの社会を実現するには、「支えていく人材やソフトなど、エンジニアリングメンテナンス体制が整備されていないと安心できない」と語り、両社の役割を明確にした。

具体的な方針として、“ABCDEFG作戦”を掲げた。これは、Accountability(いつも顧客の近くに)、Backbone(光ファイバーによる情報インフラの提供)、Contents delivery&access(検索サイト“goo”)、Data処理(データセンター分野への参入)、Engineering(マイクロソフトや日本シスコシステムズらの認定技術者が多数在籍)、Friend(各ベンダーとのパートナーシップ)、Global standard(世界の企業との協業)の7つのキーワードの頭文字をとったもの。

池田氏は最後に「大航海時代への突入が始まる」としてビジョンを語った。「歴史上の大航海時代では、ヨーロッパは古い価値に閉塞感を感じ、新しい価値を求めて旅立った。リスクも大きかったが、リスクをとらないと利益は出ない。我々も未知の大陸の発見に向かって、顧客企業とともに船出していく」と締めくくった。

会場は、未知の海に乗り出す箱船、というコンセプトでまとめられた。NTT-MEが展開する光ファイバーネットワーク事業や、LAN/WAN構築といったネットワークエンジニアリング事業、NTT-Xのマルチメディアコンテンツ事業について、各ブースで紹介が行なわれ、来場者でにぎわった。

ダイヤルアップルーター『MN128-SOHO Slotin』のデモ。背面のPCカードスロットにワイヤレスLANカードを装着することでワイヤレスネットワークが構築できる
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