“MSX World Expo '99”が千葉県津田沼にある千葉工業大学津田沼校舎で開催中。“MSX
World Expo '99”は、千葉工業大学の学園祭第50回津田沼祭に参加する形で、23日まで開かれている。全世界に根強いユーザーをもつMSXらしく、海外のゲームやディスクマガジンなども展示されており、展示内容は国際色豊かになっている。
また通常の展示コーナーや販売ブースのほかにも、“パフォーマンスブース”や『MSX病院』が併設されるなど、エキスポの名にふさわしい充実した内容だ。
印象的だった展示コーナーの模様をお伝えする。
VJライブの模様
オープニングを飾った、UP's氏によるMSX VJ LIVE “1DER 4U”。23日にも2回公演する予定。来年には、音楽系単体のイベントの開催も検討されているとのこと |
拡張ベーシック&ゲーム
市販ソフトなみのパッケージを使用したゲームや、拡張BASICの書籍なども販売されている |
海外製マウスパッド
中央のマウスパッドは海外製のもの。漢字=クールという感覚は今だ健在らしい? |
ディスクライター
『MSXディスクライター』は、zipなどのソフト約200本の大容量ディスクを接続して、多数のソフトを書き込み可能にしたもの。今回は間に合わなかったが、お金を入れるとソフトが購入できるソフト自販機化する予定もあり |
エミュレーター
AT互換機とマックによるMSXエミュレーターの展示。エミュレーターでは高速なクロス開発が可能、さまざまな機種でMSXのアプリケーションが利用できる、などのメリットがある。ただし、現在使用されているエミュレーターは非公式なもの。権利関係をクリアーにした公式エミュレーターの登場が待たれる |
ミニドラム
内蔵のFM音源、PSGと合わせて演奏を行なう“ミニドラム” |
インターネット接続
PHSでインターネットに接続。テキストベースのブラウザーを使って、ホームページを閲覧することができる |
ゲーム+外付けPCM音源
MSX2以上対応のシューティングゲーム『Pleasure Hearts』。横のスピーカーは、プリンターポートに接続する外付けの『+PCM』だ |
MSX病院
故障したハードのメンテナンス法を教えてくれる『MSX病院』。新規ハードの供給がストップしている現在、FDDのベルト交換などをしながら手持ちのマシンを使い続けることも重要 |
海外展示コーナー
ディスクマガジンや同人誌、キーボードのない台湾清のマシン、コーランの表示(下)など、各国のMSX事情も展示されている |
RPG風アドベンチャーゲーム
『タロティカ・ブードゥー』は、MSX1対応のRPG風アドベンチャーゲーム |
ベルギーのゲーム
ベルギーのゲーム『Zone Terra』も展示・販売されていた |
海外のユーザーパワー炸裂!
会場にはこのエキスポのために来日したフランス、スペイン、オランダのユーザーも。海外でのMSXの根強い人気と、ユーザーのパワーを再確認 |
エキスポは21日と23日という1日をおいて2日間、開催する。入場は無料。MSXが押し入れで眠っているという人は、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがだろうか。