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NEC、ICカードを利用したシステム構築をサポートするサービスを提供開始

1999年04月27日 00時00分更新

文● 編集部 白神貴司

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日本電気(株)は27日、電子決済システムやセキュリティシステムなど、ICカードを利用したシステムの構築をサポートするサービス体系“SmartCardGlobe”を発表し、販売活動を開始した。

これは、ICカードによるシステムの構築を計画しているユーザーに対して、構築のためのコンサルティングやスタッフの教育、システム運用の代行、メンテナンスなどのサービスメニューを提供するもの。カードライターやリーダー、認証システムなど、ハードウェア、ソフトウェアを含む総合的なサービスを提供することで、システム構築の時間短縮、コスト削減を図っている。

同社では'97年に、ICカードビジネスが先行しているヨーロッパにおいて、ICカードに関連する半導体開発やマーケティング活動を行なう“SmartCard Application Center(SCAC)”を設置しており、“SmartCardGlobe”は、SCACとの技術連携なども視野に入れているという。

サービスの核となるのは、システム構築の基本となる“ICカード発行・運用管理ソリューション”で、ICカードの発行や再発行、運用管理のシステム構築サービスを提供する。

これに加えて、ICカードの用途に応じて、“食堂・売店キャッシュレスソリューション”や“入退管理ソリューション”など、用途ごとに最適化されたサービス群を提供する。サービスの価格は見積もりベースなので案件ごとに異なる。同社では、今後5年間で、ICカード事業分野の売り上げを、1000億円としている。

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