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IBMが、視覚障害者を対象としたパソコン利用支援プロジェクトの実証実験を開始

1999年04月12日 00時00分更新

文● 編集部 山本誠志

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 日本アイ・ビー・エム(株)は、障害者がインターネットを利用できるようにすることを目的としたプロジェクト『音声認識ソフトを使った視覚障害者のパソコン利用支援―VRV(Voice Reco for Visually impaired)プロジェクト』の実証実験を13日から開始する。視覚障害を持つ2人~4人のユーザーにシステムを一定期間利用してもらうことで、操作性、実用性、有効性などを検証する実験内容。同社の音声認識ソフト『ViaVoice 98』や、HTMLファイル読み上げソフト『ホームページ・リーダー』、音声合成ソフト『ProTALKER 97』などをベースに構築したシステムを利用する。

 この実証実験は、通産省特別認可法人である情報処理振興事業協会が実施する『高齢者・障害者支援型情報システム開発事業』の対象となるプロジェクトの1つであり、福祉法人日本点字図書館の協力を得て実施する。VRVは、23日から国立塩原視覚障害センター、5月8日から国立福岡視力障害センターでも順次実証実験が開始され、6月まで行なわれる予定。

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