Project Montereyを進める米IBM社と米SCO社、米シークエント社の3社は現地時間の7日、IA-64アーキテクチャー用UNIX
OSのプロトタイプを完成させ、Mercedシミュレーター上での初期テストが成功したことを発表した。
Project Montereyは上記3社が中心となって昨年10月に発足したイニシアティブであり、インテルのIA-64アーキテクチャーに対応したUNIX
OSの開発を目的とする。現在、IA-32プラットフォームでUnixWare用に作成されているアプリケーションソフトは、IA-64ベースのシステムでバイナリーレベルでもソースレベルでも互換性を持つ。また、AIX用のアプリケーションは、今回Project
Montereyで開発したIA-64用UNIX OSと、ソースレベルで完全な互換性を持つとしている。
また、同じ現地時間の7日、米コンパックコンピュータ社が、Project
Montereyへの支持を表明した。IBMは、'99年下期に“IBMソリューション・パートナーシップ・センター”を開設し、そこでProject
Montereyのインテルプラットフォーム用UNIXの開発支援を行なう予定であり、まずは同センターにコンパックのProLiantシステムを導入するという。