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【CeBIT 99レポート Vol.5】これがK7の姿だ~新プロセッサーが目白押し

1999年03月24日 00時00分更新

文● 報道局 佐々木千之

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 今回のCeBIT 99では、インテル社はPentium III Xeon発表直後にしては、地味な印象で、巨大なブースもスペースのほとんどは商談用のスペースになっていた。その一方で、AMD社をはじめとするインテル互換プロセッサーメーカーは、各社の最新CPUを展示して来場者にアピールしていた。

 AMDのブースでは、先頃発表されたばかりの『K6-III』をサポートするマザーボードを大量に展示するとともに、何台ものK6-III搭載パソコンで3D NOW!対応ゲームを走らせて入場者の人気を集めていた。

 広報担当者に「K7のデモンストレーションは見られるか?」と尋ねると、「もちろん!」という答えが。ブースの2階にある応接スペースの端にある個室に、ほかの数人のプレスと共に案内されると、はたしてそこにはK7パソコンが。「K6-IIIとK7がデモンストレーションできるが、どうする?」との問いに、もちろん「K7!」と答える。一通りK7のアーキテクチャーを説明されたあと、実際に3Dゲームとさまざまなビジネスアプリケーションを連続実行するデモンストレーションを見せてくれた。発売は今年の第2四半期、おそらく6月ということだったが、実際にほかのプロセッサーとの比較や、価格についてはいっさい答えてもらえず、昨年のCOMDEX FALLの時の状況と特に変化はなかった。

 プロセッサー自体も、COMDEXの時と同じ、0.25μmルールで製造された、500MHz(200MHz×2.5)動作のもの。発売時にはおそらく500MHzと、それ以上(550MHz?)の製品がリリースされるはずという。

 COMDEXでは許可されなかったK7そのものの撮影はOKとなった。自分の目でK7の姿を確かめてほしい。

マザーボード上のチップセットはAMD製、K7そのものは、AMDで初めてのマルチプロセッサー動作が可能な製品だが、このチップセットではシングル動作しかサポートされない。写真では見えないが、チップには"ES"(Engineering Sample)の文字が
マザーボード上のチップセットはAMD製、K7そのものは、AMDで初めてのマルチプロセッサー動作が可能な製品だが、このチップセットではシングル動作しかサポートされない。写真では見えないが、チップには"ES"(Engineering Sample)の文字が





赤い基板のK7。実際の製品ではPentium IIやPentium IIIと同様のファンが取り付けられるという
赤い基板のK7。実際の製品ではPentium IIやPentium IIIと同様のファンが取り付けられるという





K7の本体。思っていたよりも小さいとの印象を受けた。年末までには0.18μmルールで作られた製品が投入される K7の本体。思っていたよりも小さいとの印象を受けた。年末までには0.18μmルールで作られた製品が投入される



同じAMDのブースでデモンストレーションされていた、米KryoTech社の600MHz動作K6-IIIパソコン。台形になったパソコン筐体下部にコンプレッサー(冷蔵庫の後ろについている黒いお釜のようなあれ)が内蔵され、ヒートパイプでK6-III-450MHzを強力に冷却し、600MHzで動かしている
同じAMDのブースでデモンストレーションされていた、米KryoTech社の600MHz動作K6-IIIパソコン。台形になったパソコン筐体下部にコンプレッサー(冷蔵庫の後ろについている黒いお釜のようなあれ)が内蔵され、ヒートパイプでK6-III-450MHzを強力に冷却し、600MHzで動かしている



現在はK6-III-500MHzの製品(プロセッサー、マザーボード、冷却装置、筐体のセット)を1250ドル(約15万円)で販売中。600MHz製品も発売予定とか 現在はK6-III-500MHzの製品(プロセッサー、マザーボード、冷却装置、筐体のセット)を1250ドル(約15万円)で販売中。600MHz製品も発売予定とか



500MHz製品では摂氏-40度にしているのだそうだが、今回のデモンストレーションでは600MHzで安定動作させるため摂氏-49度まで冷却していた
500MHz製品では摂氏-40度にしているのだそうだが、今回のデモンストレーションでは600MHzで安定動作させるため摂氏-49度まで冷却していた



 米Rise Technology社は、同社の第2世代のインテル互換プロセッサー『mP6II』を持ち込んでいた。台湾のマザーボードメーカーのブースでもよくマザーボードと共に展示されていた。Riseのブースでは、『mP6-300MHz』(これも新製品だが)と共にDVDのソフトウェア再生のデモンストレーションを行なっていた。

MMX命令のパイプラインを3つ持つ(Pentium IIは2つ)ことが特徴のmP6だが、mP6IIではさらに高クロックで動作できるように作られているという。製品は第2四半期に300MHz以上で市場投入されるという。 MMX命令のパイプラインを3つ持つ(Pentium IIは2つ)ことが特徴のmP6だが、mP6IIではさらに高クロックで動作できるように作られているという。製品は第2四半期に300MHz以上で市場投入されるという。



 また、Cyrix(National Semiconductor社)と米IDT社も、新チップではないが、高クロック製品のデモンストレーションを行なっていた。

『Cyrix MII-433MHz』のデモンストレーション。市場投入は「近いうちに」
『Cyrix MII-433MHz』のデモンストレーション。市場投入は「近いうちに」



IDTブースで行なわれていた『WinChip2-300MHz』のデモンストレーション。こちらも数カ月以内に販売するという
IDTブースで行なわれていた『WinChip2-300MHz』のデモンストレーション。こちらも数カ月以内に販売するという

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