(株)シャープは、薄型フラットベッドスキャナー『JX-370』シリーズ3モデルを発表した。『JX-370U』はUSB対応モデル。『JX-370M』と『JX-370W』はSCSI対応で、それぞれMacintoshとWindowsに対応。価格は3万3000円。『JX-370』シリーズは、同社がUSBインターフェースをサポートする初めてのスキャナーとなる。
インターフェース以外のスペックは3モデル共通で、読取り解像度は600dpi(最高3600dpi)、入力はRGB各12bit。A4サイズに対応し、本体サイズは幅260×奥行き427×高さ85mm、重さは2.9kg。ワンタッチで画像読み取りソフトの起動からプレビュースキャンまでを行なう『スキャンボタン』を採用している。スキャン速度は、『JX-370M/W』の場合、A4カラー原稿で約55秒(600dpi)、モノクロ原稿で約20秒(600dpi)。
裏から見たところ |
対応OSは、『JX-370W』がWindows 95/98/NT4.0、『JX-370M』が漢字Talk7.5.1以上。USB対応の『JX-370U』が、Windows
95/98/NT4.0およびMac OS 8.1以上。画像入力ソフト『SHARP TWAIN370』と『ScanJX3』、フォトレタッチソフト『Adobe
PhotoDeluxe』、そのほかOCRソフト、画像管理ソフトなどを同梱する。発売日は、『JX-370M/W』が3月12日で、『JX-370U』が4月28日。
プリンタ事業部商品企画部副参事の市村常男氏 |
プリンタ事業部商品企画部副参事の市村常男氏は「iMacにみられるPCエントリー層の拡大をにらみ、USBインターフェースの採用、オールインワンパッケージ、自動スキャンボタンの採用を決めた」と言う。なお、商品の売れ行きによっては、iMacカラーの筐体やFireWire対応も、検討したいとのこと。