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テーマは“愛LOVE”--マルチメディア会議システムで押花を審査

1999年02月02日 00時00分更新

文● 報道局 伊藤咲子

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 マルチメディア住宅共同研究開発協議会は、第1回世界押花絵コンペティション“未来の夢大賞”マルチメディア審査会を催した。審査員は熊本県鹿本郡菊鹿町立小学校ほか2校の児童・生徒。この審査会は、マルチメディア会議システムの技術的実証実験であると同時に、審査校にとっては生活学習事業の一環となっている。

 東京会場と審査員校をつなぎ、エヌ・ティ・ティ・フェニックス通信網(株)のマルチメディアテレビ会議システム『テレビ会議多地点接続サービス』で東京会場の作品が中継された。また、それぞれのパソコンにJPEG形式の画像データが送られた。

中継のようす。司会は豊岡美千子氏
中継のようす。司会は豊岡美千子氏



 審査対象は、“ジャパンエキスポ 南紀熊野体験博”の一環として催される“世界押花芸術祭'99”の第1回世界押花絵コンペティションに応募された302点。全応募作品中から押花作家の杉野宣雄氏がさらに、イギリスや台湾など海外作家による作品10点を選出した。作品は“愛LOVE”のテーマにもとづき、花びらで構成された花嫁やハートといった作品がならんだ。

 各校は、その10点の中から“未来の夢大賞”を1点ずつ選出、フランスのElisabeth Heim(エリザベト ハイム)氏の“Love's Colors(愛の色)”ほか2作品が受賞した。

『フェニックスワイド』に映し出される審査員たち。審査参加校は、菊鹿町立小学校、長野県立古里小学校、和歌山県中辺路町立近野中学校
『フェニックスワイド』に映し出される審査員たち。審査参加校は、菊鹿町立小学校、長野県立古里小学校、和歌山県中辺路町立近野中学校



“Love's Colors(愛の色)”。花嫁やお姫様といったモチーフが多く、審査員の女の子たちは、「きれい」「花で作ったとはとても思えない」と好評
“Love's Colors(愛の色)”。花嫁やお姫様といったモチーフが多く、審査員の女の子たちは、「きれい」「花で作ったとはとても思えない」と好評



 審査を終え、菊鹿小学校の坂本さんは「世界の押花作品を見たのは初めてです。とてもきれいでした」と語った。作品のデジタルデータ化は、審査の支障とならなかったようだ。

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