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【年頭挨拶ニュースリリース】ロータス(株)代表取締役社長の菊池三郎氏

1999年01月04日 00時00分更新

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「ドミノ R5」「ノーツ R5」を中心に、Web技術をベースとした次世代の情報システムを提唱

~SametimeやJavaなどの新技術やドミノのソリューション製品も更に充実~

 新年おめでとうございます。

 昨年は、企業が情報化投資へ慎重な姿勢を見せた厳しい環境の中でも、「ノーツ/ノーツドミノ」が、9月末で国内の累積ユーザーが600万人を超えるという好調な伸びを続け、メッセージング/グループウエア統合システムの業界標準として広範な支持を得ることができました。

 1999年は、第一四半期に新バージョン「ロータスドミノ R5」、「ロータス ノーツ R5」を市場に投入し、Webアプリケーションサーバー機能をコアとして企業内の様々な情報資源を一元的に管理・活用するための、次世代の情報システムを提唱していきます。本年の後半には、企業の情報化意欲が再燃し、景気が回復に向うことが期待されており、ロータスでは、以下の重点戦略に沿って積極的なビジネスを展開していきます。

 第1に、ロータスがノーツで長年培ってきたグループウエアの世界を広げ、Web標準技術を完全に融合させた「ドミノ(サーバー)R5」と「ノーツ(クライアント)R5」を提供します。「ドミノ R5」は、コミュニケーション機能はもとより、これからの情報システムに不可欠な要素である、本格的な基幹システムとの連携を前提とした、洗練された「3階層モデルシステム」の中核として、Webアプリケーションサーバーの機能を提供します。一方、「ノーツ R5」はグループウェアクライアントとWebブラウザが一体化し、あらゆる情報を自在に使いこなすための高度な統合情報クライアント環境となります。そして、「ドミノ R5」、「ノーツ R5」では、グループウエアの中心的な機能である「コラボレーション」を更に発展させ、個人の持つ知識やスキルを組織の資産として共有・活用し、企業のビジネス価値を増大させる「ナレッジ・マネジメント」実現のための機能を次々と取り入れていきます。

 2番目に、IT(情報技術)のパイオニアとして、新しい技術の開発と製品化へ積極的に取り組んでいきます。まず、ネットワークを通じたリアルタイムのコラボレーションを実現する革新的な製品「Sametime(セイムタイム)」を発売し、全く新しい次世代の情報共有とコラボレーションのスタイルを提案します。また、昨年から業界のリーダーとして実用化を進めてきたJavaについては、ユーザーインターフェイスの面と、Javaアプリケーションを効率的に開発するための汎用性に優れた最新のコンポーネンツを「eSuite」および「ドミノR5」の機能として提供する予定です。更に、外出先でも社内と同様に情報を活用するためのモバイル環境の充実にも引き続き力を入れ、特に携帯電話やWindowsCEなどの新しい携帯情報端末を組み合わせた環境で、手軽に「ノーツ/ドミノ」が利用できる新たな製品を開発します。この分野でも、端末メーカーや移動体通信企業などとの積極的な協業を推進します。

 3番目として、「ドミノ」を核とする次世代情報システムの価値を高めるために、ソリューションビジネスの拡充を図ります。製品面では、ナレッジマネジメント、基幹システム連携、エクストラネット、モバイルの4つのソリューション分野に対応した製品群を中心に、更に高度なソリューションを提供していきます。このほか、各ビジネスパートナーとの連携を強め、サポートやサービス、教育などの充実を図ると同時に、中堅企業(SMB)市場向けにも、短期での導入が可能かつ業務にすぐに役立つ専用のソリューション製品を投入し、シェア拡大を狙います。

 更に、デスクトップ製品に関しては、Web対応や「ノーツ/ドミノ」との連携を中心に強化した「スーパーオフィス」の新バージョンを本年半ばに市場に投入し、「1-2-3」や「ワードプロ」などをご愛用頂いている既存ユーザーに対して最新技術を提供するとともに、新規ユーザー獲得を図ります。

以上

(用字用語は原文のまま)

・ロータス
 http://www.lotus.co.jp/

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