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【お知らせ】アスキー、“第3回 アスキー エンタテインメント ソフトウェア コンテスト”入賞作品を発表、準グランプリは窪田博之さんのRPG『BOOBY SHOW』

1998年12月14日 00時00分更新

文● 報道局 桑本美鈴

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 (株)アスキーは、“第3回 アスキー エンタテインメント ソフトウェア コンテスト”入賞作品の発表および表彰式を行なった。今回の最高賞である準グランプリは、窪田博之さんのRPG『BOOBY SHOW』。

準グランプリを受賞した窪田さん 準グランプリを受賞した窪田さん


 同コンテストは、クリエイターの発掘および育成を目的に行われたもので、PCや家庭用ゲーム機用のオリジナルプログラム作品や音楽作品、および同社のゲーム作成ツール『RPGツクール 95』、『RPGツクール 3』などで作られた作品が対象。応募期間の'97年5月1日から'98年5月31日までに、総数4105作品の応募があった。主な入賞作品は以下の通り。

●グランプリ(該当作なし)

●準グランプリ
BOOBY SHOW」(『RPGツクール 3』作品)
製作者:窪田博之(26歳)
内容:RPGの世界を舞台裏からのぞくというコンセプトで作られた作品。プレイヤーは、ファンタジーの世界を楽しめるアミューズメントパーク内に設置された警察の新米刑事に扮し、事件の謎を追う。
窪田さんのコメント:「(会場のカメラマンの多さに)昨日美容院に行ってよかった(笑)。作品の内容が内容なので、ちゃんと評価してもらえるのか悩みましたが、このような賞をいただけて感謝しています。(賞金の500万円はどうするかの問いに)とりあえず親孝行します」

●家庭用ゲーム機作品賞
ドレミであそぼ♪」(プレイステーション用オリジナルプログラム作品)
製作者:岡部喜義(28歳)
内容:コントローラーを楽器に見立て、画面に表示される楽譜の通りに曲を演奏するというもの。
岡部さんコメント:「この作品は2年前から企画していたもの。プレイステーションを使って、新しい楽器を作りたいと思って製作しました」

●パーソナルコンピューター作品賞
落雀」(Windows 95用オリジナルプログラム作品)
製作者:佐野直紀(22歳)
内容:麻雀牌を使った落ち物パズルゲーム。同じ種類の牌を3つ以上並べて消し、その消した牌で役を作っていく。
佐野さんコメント:「大変うれしいです。(今後の目標はの問いに)もうひとつ現在作成中のゲームがあるので、それを完成させたい」

●アスキーツクール作品賞
囚人へのペル・エム・フル」(『RPGツクール Dante98II』作品)
製作者:芹瀬眞人(21歳)
内容:エジプトの未発掘遺跡が舞台のアドベンチャーゲーム。
芹瀬さんコメント:「苦労して作った作品なので、それに見合った評価をいただいてうれしい」

Come Back Alive」(『RPGツクール Dante98』作品)
製作者:高木乗次(20歳)
内容:“火事のデパートから脱出”など、さまざまな脱出をテーマにした7本のシナリオが楽しめるゲーム。
高木さんコメント:「(見てもらいたいところはの問いに)全部。バグ直しに時間がかかった」

娼婦の引き際」(『サウンドノベルツクール 2(サターン版)作品』)
製作者:からくりモグラ(24歳)
内容:ゲーム内で知ったキーワードを入力して新たな手がかりを発見できる“夢審判”システムが特徴のサウンドノベル。
からくりモグラさんコメント:「(現在の心境はの問いに)緊張してます。製作は時間との戦いでした」

Boxful Treasure」(『RPGツクール 3』作品)
製作者:ナツミカン(20歳)
内容:主人公の相棒である大阪弁をしゃべる箱“ミミー”を一人前の宝箱に成長させることが目的のRPG。
ナツミカンさんコメント:「(受賞した心境はの問いに)驚きがいちばん大きいです」



 表彰式会場では、審査委員長である週間ファミ通編集長の浜村弘一氏が総評。「製作者のみなさんのセンスがよくなり、またツクールの性能もよくなったので、洗練された作品が多く集まった。今後は、飾らなくてもいいから素直に楽しめるような、ゲームの原点を見せてくれる
作品を作ってほしい」と語った。

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