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富士通、企業向けソリューション展示会を開催

1998年11月18日 00時00分更新

文● 報道局 原武士

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 富士通(株)は18日から20日までの3日間、東京・池袋サンシャインシティ文化会館にて、“富士通ソリューション・フェア'98”を開催する。今回はそこで出展されていたものの一部を紹介する。

対話型インフォメーションシステム『物知郎』

 (株)富士通SSLは対話型のインフォメーションシステムを提供する『物知郎』を展示していた(写真1)。これは、任意の物体に“トランスポインタ”という棒状の発信機を取り付けることで、その物体を受信機に近づけると説明が画面に表示されるというもの。展示会などでの利用を目的としており、実際に物体に触れることで情報と物体の距離を縮め、効果的なプレゼンテーションを行なえるという。Windwos 95/98/NTに対応し、価格は147万円。価格にはトランスポインタ20本分(1本1000円)を含む。ただし筐体は別売り。



地震対策工事

 富士通システムコンストラクション(株)は、同社が提供する免震工事の紹介を行なっていた(写真2)。サーバーのマシンなどの下部にスライドする土台を付け、地震時の横揺れを緩衝させ、転倒などによる破損を防止させるという。



指紋認証PCカード

 (株)富士通ビー・エス・シーは、指紋認証を行なうセキュリティーツール『指紋認証版 セキュアPCカード for fingerpass Card』を展示していた(写真3)。これはPCカード型の指紋スキャナーと暗号ソフトのセットで、Windows 95/98に対応する。指紋を登録したユーザーにはフォルダーが与えられ、そのフォルダー内のファイルを解読するには、指紋での暗号解除が必要というもの。暗号を解除せずにそのフォルダの中のファイルを参照しても、意味不明の文字列の羅列になっており内容の解読は不可能。暗号化はすべてのファイル形式に対応する。価格は7万円で、発売は12月中旬の予定という。

PCカード型の指紋スキャナー
PCカード型の指紋スキャナー



ノートパソコンに装着した状態
ノートパソコンに装着した状態



その他いろいろ

 これら以外にも、DTPシステムの紹介や、会議などで使用する大画面液晶ディスプレーなど多種多様の製品が展示されていた。20日まで開催されており、入場料は無料。ビジネスソリューションに興味のある方は覗いてみるとよいだろう。

    富士通ソリューションフェア'98問い合わせ先:TEL.03-3582-4326

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