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米SyQuest社、サポート体制だけを残し、業務停止

1998年11月04日 00時00分更新

文● 報道局 郷家香織

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 米SyQuest社は2日、サポート業務を除く業務を停止したことを発表、破産申請の可能性についても言及した。

 同社は、'82年に設立された着脱式記憶媒体のメーカー。これまでに容量230MBの『EZFlyer』や1.5GBの着脱式ハードディスクドライブ『SyJet』を発売してきた。『SparQ』という容量1GBで低価格の新製品も発売され、オンラインで注文を付けているという状況だった。

 同社は業績の悪化に伴い、業務の縮小を続けてきた。今年8月には、従業員を950人解雇し、カリフォルニア州フレモントにある本社工場を閉鎖するというリストラ策を発表していたが、金融機関のバックアップを得ることができず、業務を停止するに至った。今後は、サポート要員だけを残して従業員をすべて解雇するという。

 サイクエスト社の日本代理店であるニチメン電子部品(株)は、サイクエスト製品のサポートに対しては、これまでどおり続けていくとしている。また、『SparQ』の日本発売に関しては、SyQuest社の資金調達のメドが立ってから発売する意向があるとコメントした。

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