キヤノン(株)は、バブルジェットプリンター『WonderBJ』シリーズに新製品3機種を追加すると発表した。モデル『BJ
F600』と『BJ F800』は、印刷品質の向上と、ランニングコストの削減を図ったモデル。『BJ430JD
Lite』はUSBに対応するほか、オプションの装着でスキャナーとしても使用可能。
『BJ F600』
『BJ F600』の特徴として、“デュアルカートリッジシステム”の採用があげられる。カラー印刷時はブラックカートリッジ『BC-30』とシアン・マゼンダ・イエローの3色を搭載したカラーカートリッジ『BC-31』を2つ並べて装着する。写真など高画質カラー印刷にはオプションの写真用カートリッジ『BC-32フォト』(フォトシアン・フォトマゼンダ・フォトブラックの3色)と、『BC-31』の組み合わせで印刷する。印字ヘッドは各カートリッジにつき160ノズル。これをブラックはフルに、カラーは1色あたり48ノズルを使用する。解像度は最高1440×720dpi。双方向印字方式を採用し、印字スピードはA4サイズ普通紙でモノクロが毎分7.4枚、カラーで毎分4.3枚(いずれも高速モード)。
インクを噴出するノズルには2つのヒーターが配置され、大小2つのサイズのインク滴を射出することが可能。これにより、カラー印刷時における粒状感の低減を実現した。
3種類のインクカートリッジは、いずれもインクを1色ごとに交換することができる。これにより、空になった1色のためにカートリッジ全体を交換しなくてはならないという、従来の複数色一体型カラーカートリッジの欠点を克服している。インクタンクには透明なものを採用し、インクの残量がひと目でわかる。またタンク底部に光学プリズムを搭載することで、インク切れを検知してPCの画面に表示する仕組みになっている。補充用のインクタンクは、カラーインクが各色1000円、ブラックが1200円(いずれも予価)。
Windows 95/98/3.1対応のプリンタードライバーソフトが付属する。発売は11月5日で、価格は5万4800円。
機種名 |
BJ F600 |
解像度 |
最大1440×720dpi |
印字方式 |
ノンインパクト シリアルカラーバブルジェット |
印字方向 |
文字:双方向/イメージ・一部文字:片方向 |
使用可能用紙サイズ |
A4、B5、A5、レター、リーガル、はがき、封筒 |
給紙可能枚数 |
普通紙:130枚/官製はがき:40枚 |
インターフェース |
双方向セントロニクスインターフェース(IEEE1294準拠/ECP対応 |
インクタンク |
ブラックカートリッジ:BC-30、カラーカートリッジ:BC-31、フォトカラーカートリッジ:BC-32フォト(オプション) |
インク残量検知方法 |
光学/ドットカウント併用 |
ドライバーソフト |
Windows 95/98/3.1対応 |
寸法 |
幅475×奥行き280×高さ200mm |
重量 |
約5.9kg |
価格 |
5万4800円 |
発売時期 |
11月5日 |
『BJ F800』
『BJ F800』は、普通紙耐水強化剤を配合したインクの採用により、モノクロ・カラーともに普通紙印刷で耐水性向上を図っている。
インクカートリッジはブラックの『BC-60』、シアン・マゼンダ・イエローの3色にそれぞれのフォトカラーを加えた計6色を搭載した『BC-62eフォト』を標準添付。オプションで、シアン・マゼンダ・イエローの3色を搭載した『BC-61』が用意されている。
解像度は最高1200×600dpi。印字スピードはA4サイズ普通紙でモノクロが毎分7.4枚、カラーが毎分4.8枚。
Windows 95/98/3.1対応のプリンタードライバーソフトが付属する。発売は11月5日で、価格は6万4800円。
機種名 |
BJ F800 |
解像度 |
最大1200×600dpi |
印字方式 |
ノンインパクト シリアルカラーバブルジェット |
印字方向 |
文字:双方向/イメージ・一部文字:片方向 |
使用可能用紙サイズ |
A4、B5、A5、レター、リーガル、はがき、封筒 |
給紙可能枚数 |
普通紙:130枚/官製はがき:40枚 |
インターフェース |
双方向セントロニクスインターフェース(IEEE1294準拠/ECP対応 |
インクタンク |
ブラックカートリッジ:BC-60、フォトカラーカートリッジ:BC-62eフォト、カラーカートリッジ:BC-61(オプション) |
インク残量検知方法 |
通電方式 |
ドライバーソフト |
Windows 95/98/3.1対応 |
寸法 |
幅467×奥行き313×高さ218mm |
重量 |
約6.4kg |
価格 |
6万4800円 |
発売時期 |
11月5日 |
『BJ430JD Lite』
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『BJ430JD Lite』は、パラレル接続に加え、USB接続をサポートしているのが特徴。Windows
98マシンや、iMacにUSBポート経由で接続できる。オプションで提供されるスキャナーカートリッジ『IS-22』(価格:1万2800円)を接続することで、最高解像度360dpiのモバイルスキャナーとしても使用可能。解像度は最高720×360dpi。A4普通紙でモノクロが毎分4.5枚、カラーが毎分0.8枚。12月初旬発売予定で、価格は3万9800円。《報道局 白神貴司
機種名 |
BJ 430JD Lite |
解像度 |
最大720×360dpi |
印字方式 |
ノンインパクト シリアルカラーバブルジェット |
印字方向 |
文字:双方向/イメージ・一部文字:片方向 |
使用可能用紙サイズ |
A4、B5、A5、レター、リーガル、はがき、封筒 |
給紙可能枚数 |
普通紙:100枚/官製はがき:40枚 |
インターフェース |
双方向セントロニクスインターフェース(IEEE1294準拠/ECP対応) |
インクタンク |
カラーカートリッジ:BC-21e、ブラックカートリッジ:BC-21、フォトカラーカートリッジ:BC22eフォト(オプション) |
インク残量検知方法 |
Windows 95/98/3.1対応 |
ドライバーソフト |
幅383×奥行き232×高さ203mm |
寸法 |
約3.1kg |
重量 |
3万9800円 |
価格 |
12月初旬 |
発売時期 |
11月5日 |
・キヤノンホームページ
http://www.canon.co.jp/