本日午前10時から、東京ビッグサイトで、日本経済新聞社主催の“ぱそまる'98”が開催された。“家族で始めるパーソナル・マルチメディア”をテーマにPC関連メーカーから生活関連企業まで約186の企業や団体が出展。マルチメディアやネットワークを活用した新しいライフスタイルを提案する家族向け体験型イベントとなっている。初日の模様をレポートする。
午前中はどしゃぶりの雨とあいにくの天気であったが、夏休みということでまずまずの活況ぶり。家族連れや小・中学生の姿が目立った。今回の出展では、パソコン用語、パソコンの買い方や選び方などの基礎知識を初心者向けに解説する“パソマルアカデミー”(http://www.jpss.co.jp/)や“パソコンスクールバスFor
Kids”(http://www.jp.joshin.co.jp/)などが大盛況。一からパソコンを学ぼうという中高年者や子供たちが熱心に耳を傾けていた。
子供たちにとっては、家庭用学習ソフトがなかなか興味深かったようだ。PC教育に関心を持つ親子が画面に食い入るように見つめていた。ディズニー・インタラクティブ・ジャパン(http://www.disney.co.jp/)の『プーさんのはじめてのABC』や(株)東大英数理教室(http://www.tek.co.jp/)の『PC教育シリーズ』『算数マジック』などのエデュテインメントソフトが多数展示されていた。
それ以外で注目を浴びていたのはWebを使ったインターネットサービス。家庭でコンピューターを使うとしたら、まずはインターネットだろう。各社、インターネットサービスのデモを行ない、来場者の関心を集めていた。
旅行関係では、まず全日本空輸(株)(ANA)が、自社が運営する国内線予約サービス、国際線スケジュールサービスなどができるWebを展示していた。(http://www.ana.co.jp/)
負けじと(株)日本交通公社(JTB)は、自社が運営するWeb上で国内宿泊、国内・海外ツアーを予約・支払ができる“JTB
INFO CREW”を出展して対抗。
(http://www.jtb.co.jp/crew/)
資生堂は、Webページで香りを選択するとコンピューターに設置されているノズルから香りが噴出するシステムをデモンストレーション。
ほか、オンラインショッピングモール楽天市場(http://www.rakuten.co.jp/)を代表するオンラインショッピングモールも出展してこの市場への期待の一端を示した。
凸版印刷(株)は、バーチャルリアリティの展示物“システィーナ礼拝堂”で技術力の高さを印象づけていた。
新しいライフスタイルの提案ということで積水ハウス(株)ほか5社の協賛で“ハートフル・マルチメディア住宅”を出展。高齢化社会に向けてパソコンを用いた健康管理や日常生活のチェックなどのシステムを紹介していた。主婦の家事を手助けする家電コントローラーを台所に設置する。音声認識機能を用いて簡便化が図られていた。
(http://www.sekisuihouse.co.jp/)
同展示会は、本日から明後日26日の午前10時から午後5時まで開催される。