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大日本スクリーンが、『TRUEPRESS』を発売へ

1998年07月22日 00時00分更新

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 大日本スクリーン製造(株)は、オフセット印刷方式のデジタルイメージングシステム『TRUEPRESS(トゥループレス)NP-1500/HC-110』を開発、'99年1月に発売すると発表した。『TRUEPRESS』は印刷版を用いた有版型オフセット印刷の出力システムで、デジタルデータの読み込み、印刷版への露光、現像、定着など一連の印刷処理をシステム内部で行なうのが特徴。製版、印刷を行なう出力機『NP-1500』と、ページファイルのPostScriptコマンドをビットマップに展開するRIP処理や、ジョブ管理を行なうPCベースのコントローラー『HC-110』で構成される。ネットワークで接続されたPCからもWebブラウザーを利用してジョブ管理が行なえる。参考価格で1台4950万円。



 『TRUEPRESS』は、PC/AT互換機やMacintoshで作成したPostScriptデータやPDF(Portable Document Format)データのほか、同社のデジタル製版システム「RENATUS(レナトス)」のデジタルデータを直接印刷版に露光できる。さらに、現像、定着処理を行なう自動製版システムを内蔵することで製版知識が少ない初心者にも扱えるという。解像度は最高3000dpi、出力サイズはA3ワイド(508×374mm)対応。また、4色片面印刷や2色両面印刷が可能で、印刷速度は1時間あたり4000枚(4色片面)または8000枚(2色両面)。これらにより短納期、コスト削減、企業内アウトソーシングといった多様化する企業のニーズに対応できるとしている。

大日本スクリーン製造の津田雅也常務取締役(左)と田中嘉一マーケティンググループ課長(右) 大日本スクリーン製造の津田雅也常務取締役(左)と田中嘉一マーケティンググループ課長(右)



 田中嘉一マーケティンググループ課長は、「『TRUEPRESS』は3000部程度の小ロット印刷向き。内製化を目指す軽印刷会社や、50円カラーコピーといった小口受注の拡大を狙うコピーショップなどをターゲットに、初年度50台を目標に販売していく」とコメントした。

 コントローラー『HC-110』はOSとしてWindows NT4.0を採用。RIPソフトはAdobe PostScript 3を搭載している。CPUはPentiumII。またJavaを採用しているという。(報道局 清水久美子)

http://www.screen.co.jp/press/NR980721.html

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