イーエムシージャパン(株)は、東京本社新オフィス内に開設した“EMCブリーフィング・センター”を公開した。
同センターには、“デモ・ルーム”も開設され、同社のストレージ製品および、顧客がイメージをつかみにくいソフトウェア製品などを展示、デモンストレーションなどを行なっていくという。
同社では従来のストレージ製品だけでなく、ストレージ制御用のソフトウェアにも力を注いでいる中で、ソフトウェアという性格上“検証”が必要であるとして、さまざまなメーカーのメインフレームおよびオープンシステムをデモ・ルームに設置。ソフトウェアのような目に見えにくいものを実際に顧客に見てもらうことを目的としている。
同社の小手川清社長は、「ターゲットとしている顧客に関しては問題が4つほどある。ひとつは企業は人件費が固定化、拡大しているため、余裕がないこと。ふたつめにデータのバックアップの効率化の問題。3つめはコンピューターによる新しいビジネスを起こそうにも、企業にお金がないこと。最後にオープンシステムとメインフレーム間のデータ統合と、2000年問題についてだ」と語る一方で、「EMCならソフトウェアとI/Oだけで、問題を解決できる」として、同社製品の優位性を謳っている。
同社は同時に、エンタープライズ・ストレージ・システム用のビジネス継続ソフトウェア『TimeFinder』が、販売1年での1000ライセンス達成と、同社のストレージ製品『Symmetrix
Enterprise Storage』の国内出荷台数が1000台を達成したと発表した。(報道局 井上哲郎)
http://www.emc.com/intl/japan/index.htm