WIDEプロジェクトは、大規模災害を想定したインターネット上の災害訓練を'98年1月17日に実施する。訓練は、ユーザー自らが被災者になったと想定し、電子メールやWWWによる生存者情報データベースへの登録および検索を中心に行なわれる。国内の外国人向けの英語によるガイダンスや、コンピュータを扱えない人向けに電話やFAXとインターネットの連携なども予定している。
サーバーを各地に配置し、それらを各種の分散技法により管理することで、多数ユーザーからの集中アクセスを回避。また、サーバー間は(株)日本サテライトシステムズのJCSAT-1A衛星を利用したマルチキャスト通信により情報交換を行なう。
WIDEプロジェクトは、災害時におけるインターネットの役割と、災害にも耐えるシステムの技術的な検討を行なっており、今回の訓練もその活動の一環として実施する。なお、内容の詳細については'98年1月6日に下記URLにて告知される。(報道局 桑本美鈴)
http://www.iaa.wide.ad.jp/