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体験型イベント“ぱそまる2000”が開催

2000年07月24日 00時00分更新

文● 浅野純也

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20日から23日までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイトにおいて、“ぱそまる2000~もっと楽しい、もっと得する、インターネット生活”が開催された。インターネットやパソコンのある新しいライフスタイルを提案、体験できるイベントとして夏休み始まり直後のこの時期にすっかり定着した感がある。主催は(株)日本経済新聞社。3回目の今年は、IT業界をはじめ金融、美容業界などから133社が出展した。

インテル(株)のブースではUSB顕微鏡『Intel Play QX3 コンピュータマイクロスコープ』が大人気だった
インテル(株)のブースではUSB顕微鏡『Intel Play QX3 コンピュータマイクロスコープ』が大人気だった



このイベントは製品やサービスを声高にアピールする通常の展示会と違い、“ともに体験する”ところに重点が置かれているのがポイントだ。それも製品や技術よりも、実際にそれらを使ったサービスやアプリケーションを体験することができるようになっている。イベント会場は、“デジタルライフタウン”と“デジタルキッズタウン”、“ウーマンズデジタルライフスクエア”、“シニアの広場”といったテーマごとに区分けされ、今年は、女性やシニアを対象にしたコンテンツが多数見られた。

(株)JCBはICカードによる電子マネーを使ったショッピングを疑似体験するブースを設置した
(株)JCBはICカードによる電子マネーを使ったショッピングを疑似体験するブースを設置した



“デジタルライフタウン”ではインターネットやオンラインショッピング、電子マネー関係のブースが集められた。特に銀行や株、投信などオンラインでの資産運用に関する企業を集めた一画“マネー・ストリート”には、イー・ウイング証券(株)や日興ビーンズ証券(株)、(株)さくら銀行などが自社サービスを積極的にアピール。たくさんの端末を並べて実際のサービスを紹介していた。また(株)JCBはICカードを配布し、電子マネーによる買い物が疑似体験できるブースを設置した。昨年に続きインテルも出展、USB接続の顕微鏡『Intel Play QX3 コンピュータマイクロスコープ』や、コンセプトマシン“レガシー・フリー PC”など斬新なデザインを採用したパソコンが多数展示された。



インテルブースでは斬新なデザインのパソコンを多数展示
インテルブースでは斬新なデザインのパソコンを多数展示



“デジタルキッズタウン”は子供向けのブースが中心。(株)ジャストシステムはワープロ、電子メール、はがきソフトなど多数の家庭向けソフトを収めたパッケージ製品『ジャストホーム』やCD-ROMを使った幼児向け通信学習プログラム“ももんがクラブ”を使ってゲームなどを行なう縁日風ブースを出展、親子連れで大混雑した。CSやケーブルテレビでアニメチャンネルをオンエアしているタイムワーナーグループのカートゥーンネットワークや日本マクドナルド(株)などがブースを出していた。

ジャストシステムは『ジャストホーム』を使ったゲーム大会で縁日状態。絶えず親子連れで混雑していた
ジャストシステムは『ジャストホーム』を使ったゲーム大会で縁日状態。絶えず親子連れで混雑していた



ウーマンズデジタルライフスクェアでは、(株)資生堂や(株)日比谷花壇など女性をターゲットにした企業がブースを出展、口紅の色を画面上で調合したり、化粧やファッション、ショッピング分野でのインターネットの活用などを提案していた。“シニアの広場”はオンラインでの将棋対局やデジタル書道といった高年齢層向けのサービスが出展されていた。

昨年に続き参加した資生堂は同社のグッズを販売したり、女性が関心を持つ話題をオンラインで提供してた
昨年に続き参加した資生堂は同社のグッズを販売したり、女性が関心を持つ話題をオンラインで提供してた



日比谷花壇も女性向けサービスを前面に展示
日比谷花壇も女性向けサービスを前面に展示

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