(株)ネオテニーは12日、都内において、セキュリティーのオーディット(診断)やコンサルティング、ネットワーク管理などを行なう新会社“株式会社セキュリティー・ディーエヌエー”を設立すると発表した。
資本金は1億円で、代表取締役社長にはピーエスアイネット(株)取締役プレジデント、ネオテニーで新会社の準備にあたっていた東光明氏が就任する。社外取締役にモバイル・インターネットキャピタル(株)社長の西岡郁夫氏が就任の予定という。出資については調整中で、ネオテニーがメインになる以外は未定としている。
代表取締役社長に就任する東光明氏 |
ネオテニー代表取締役社長の伊藤穰一氏は、「ただ海外からパッケージを持ってきたり、ツールで診断しているだけではダメ」と、現状のセキュリティー診断の課題を指摘した。
「セキュリティーでは海外との提携が大事。海外との人材のつながりをきちんと持たなければならない。セキュリティーは人材が資産」(伊藤氏)と、新会社ではセキュリティーについて経験豊かなコンサルタントや技術者が、診断やセキュリティーシステムの構築にあたると語った。
ネオテニーの伊藤穰一社長。新会社の代表取締役会長にも就任する |
東氏は、「初年度は診断やコンサルティングが中心。来年からは、ネットワーク管理をすべてアウトソースしていただき、(セキュリティーDNAが)リモート管理することを考えている」と述べた。
ターゲットとする企業は中堅以上で、初年度の売上げ目標が2億5000万円、3年目に5億5000万円の売上げと株式上場を目指すという。