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酒造メーカーなど5社、ワイン販売のウェブサイトを合弁で設立

2000年07月12日 00時00分更新

文● 編集部

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サントリー(株)やメルシャン(株)など5社は、ウェブ上でのワイン販売を目的に、“イー・ショッピング・ワイン株式会社”を合弁で設立したと発表した。新会社は通信販売酒類小売業免許を取得し、11月にもワイン専門のEコマースサイト“イー・ショッピング・ワイン(eS-Wine)”を開設して、ウェブ上でのワイン販売に乗り出す。また、ワインに関連する食品も販売するという。

ワインの購入にはクレジットカードが利用できるほか、コンビニエンスストアでの支払いや宅配代引きも利用可能。配送にはヤマト運輸(株)の宅配サービスを利用する。サービス開始当初は1500点の商品を用意し、順次取り扱い品目を拡大していく。

合弁に参加したのは両社のほか、食品専門商社の(株)菱食、およびソフトバンク・イーコマース(株)とヤフー(株)の計5社。ソフトバンク・イーコマースがEコマースの技術とノウハウを提供するほか、ヤフーはポータルサイトのYahoo! JAPANでeS-Wineの告知を行ない、集客力の向上を目指す。

サントリーは、子会社の(株)サントリーショッピングクラブでワイン販売サイトの“e-WINE ON LINE SHOP”を運営しており、ウェブ上でのワイン販売に関しノウハウを蓄積している。メルシャンはワイン分野で国内1位のシェアを占めており、幅広い商品ラインナップを揃えている。

菱食は、子会社の(株)リョーショクリカーを通して酒類流通に本格参入しており、埼玉県川口市に24時間稼動の物流センター“酒類広域流通センター(酒類RDC)”を構築している。この酒類RDCを利用することで、ワインの品質管理を徹底できるとしている。

イー・ショッピング・ワイン(株)の資本金は3億円。出資比率はソフトバンク・イーコマースが52パーセントと過半数を占め、同社の宮内謙社長が新会社の代表取締役に就任する。その他4社の出資比率は菱食が30パーセント、ヤフーが10パーセント、サントリーとメルシャンが4パーセントずつとなっている。

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