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NTTデータ、インターネットバンキングにキャッシュフロー管理機能を付加するサービスをASPで提供

2000年07月10日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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(株)NTTデータは10日、都内において、金融機関向けのASPサービス“カレンダーマイメニューサービス”を発表した。これは、共同利用型インターネットバンキングサービス“ANSER-WEB”*に、簡単にお金を管理できるカレンダーと、電子請求書と連動した支払い機能を提供するもの。12月にサービス開始の予定という。

*ANSER-WEB:'98年にサービスが開始された共同利用型のインターネットバンキングサービス。現在、約260行が同サービスを利用しているという。iモードを利用したモバイルバンキングにも対応している

カレンダーマイメニューサービスは、銀行口座を持っている利用者がインターネットバンキングに接続したとき、ウェブブラウザーに口座管理用のカレンダーを表示する。カレンダーには、どの日に入金、出金が発生したのか、これから発生するのかが個別の案件ごとに表示される。

カレンダーマイメニューサービスの画面
カレンダーマイメニューサービスの画面



電子請求書が発行された場合には、カレンダーからその明細を参照することが可能。請求書にある“支払いボタン”を押すことで、瞬時に支払いを行なうことができるという。

NTTデータ、金融ネットワーク事業部NW商品営業担当課長の村上雅春氏は、「請求書と決済を連動したASPサービス。簡単にお金を管理したいという個人ニーズと、キャッシュフローを効率化する新しい資金回収の仕組みを要望する企業ニーズに応えたサービスになっている」と説明した。

金融ネットワーク事業部NW商品営業担当の村上課長金融ネットワーク事業部NW商品営業担当の村上課長



同ASPサービスの利用料金については、「月100円程度を利用者が支払うという価格設定を提案したい」(村上氏)とし、口座数を積み重ねると、月あたりの料金は都市銀行で数百万円、地方銀行で数十万円~数百万円としている。

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